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海軍中尉の書棚

山岳関連の書籍や映画のページです

 これまでに読んだ山岳関連の小説や書籍、観た映画など、我が家の書棚に入っているものを紹介していくと共に、データベースが作れたらと思います。
少しずつ時間を見つけて充実させていきます。(2009年11月21日)
 ページが重くなったのでカテゴリーでページを分けました。左のメニューから書くカテゴリーのページへ飛びます。
[内容更新・追加:2014年9月7日]

カテゴリーは
  山岳小説
  ノンフィクション・エッセイ
  技術書
  作者別
  地図・ガイドブック
  山岳漫画
  山岳映画・DVD
     として始めたいと思います。

 

山岳小説

ア行 『アイガー北壁 気象遭難』 『赤い雪崩』 『赤いヤッケの男』 『アラスカ物語』 『怒る富士』 『飢えて狼』 『失われた岩壁』 『栄光の岩壁』 『エベレストの虹』 『エンドレスピーク』 『狼は瞑らない』 『堕ちた山脈』 『男たちの十字架』 
カ行 『邂逅の森』 『還るべき場所』 『餓鬼岳の殺意』 『顔のない刑事』 『顔のない刑事・単独行-尾瀬の墓標』 『顔のない刑事・追跡行-赤い渓谷』 『顔のない刑事・決死行-一匹竜の刑事』 『顔のない刑事・脱出行-蝶の谷殺人事件』 『顔のない刑事・潜入行 断罪山脈』 『顔のない刑事・潜入行 断罪山脈』 『神々の山嶺』 『神々の座を越えて』 『かんじき飛脚』 『岩壁の掟・偽りの快晴』 『黄色い牙』 『銀嶺の人 上・下』 『銀狼王』 『熊撃ち』 『クライマーズ・ハイ』 『クライム』 『強力伝・孤島』 『孤高の人』 
サ行 『死導標』 『縦走路』 『昭和新山』 『十五少年漂流記』 『ジャンキー・ジャンクション』 『白き高峰の殺意』 『白きたおやかな峰』 『白き嶺の男』 『白の十字架』 『聖域』 『生還』 『青春登山大学』 『青春の十字架』 『聖職の碑』 『雪煙』 『絶壁の死角』 『先導者・赤い雪崩』 『憎悪の依頼(文字のない初登攀)』 『相剋の森』 『遭難』 『遭難』 『蒼氷・神々の岩壁』
タ行 『高い砦』 『脱獄山脈』 『駐在刑事』 『チンネの裁き・消えたシュプール』  『剱岳-点の記』 『天空の祝宴』 『天空への回廊』 『天を越える旅人』 『凍樹の森』 『遠き雪嶺-Nanda Kot』  
ナ行 『雪崩路』 『ナンダ・デヴィ』 『日本アルプス殺人事件』
ハ行 『灰色の北壁』 『白虹』 『八甲田山死の彷徨』 『遥かなり神々の座』 『遥かなる未踏峰(上下)』 『春を背負って』 『光の山脈』 『氷結の森』 『氷原 非情のブリザード』 『氷壁』 『ファントム・ピークス』 『風雪の北鎌尾根・雷鳴』 『富士山頂』 『富士に死す』 『腐食の構造』 『芙蓉の人』 『冬山の掟』 『冬のデナリ』 『分水嶺』 『北壁の死闘』
マ行 『マークすの山』 『迎え火の山』 『三つの嶺』 『密閉山脈』 『未踏峰』 『未踏峰』 『未踏峰』 『棟居刑事 悪の山』 『棟居刑事の純白の証明』 『棟居刑事の青春の雲海』
ヤ行 『約束の地』 『夜叉神峠死の起点』 『山が見ていた』 『山が私を呼んでいる!』 『槍ヶ岳開山』 『誘拐山脈』 『雪のチングルマ』 『雪の炎』 『誉生の証明』 『呼ぶ山』
ワ行 『鷲ヶ峰物語』

 

ア行

書 名『アイガー北壁 気象遭難』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫
感 想 新田次郎の短編集これは、高校時代には読んだ記憶がないが、読んでいたのかも知れない・・・。本書は14の短編が収められている。山岳小説だが、舞台は日本国内のみならず、ヨーロッパアルプスのものも収録されている。
あっという間に読めてしまうほど、面白い短編が詰まっています。
収録作:『殉職』、『山の鐘』、『白い壁』、『気象遭難』、『ホテル氷河にて』、『山雲の底が動く』、『万太郎谷遭難』、『仏壇の風』、『氷雨』、『アイガー北壁』、『オデットという女』、『魂の窓』、『涸沢山荘にて』、『凍った霧の夜に』(2009/06/22)

書 名『赤い雪崩』
著 者太田 蘭三
出 版 社祥伝社文庫(平成17年2月20日初版第一刷発行)
感 想 『脱獄山脈』の主人公、一刀猛が主人公の続編。
北アルプスで遭難しかけた女性に出会うところから物語りは始まる。
本書はより、推理小説仕立てで前作よりも山での活動が少ないですが、面白い一冊だった。 (2010/12/11)

書 名『赤いヤッケの男』
著 者安曇 潤平
出 版 社MFダヴィンチ文庫(2010.4.25初版第一刷発行)
感 想 安曇潤平が文庫ででた。
短編のちょっと怖いお話が盛りだくさんです。
単独行が怖くなりそう。。。
【収録作】八号道標、アタックザック、赤いヤッケの男、山小屋の掟、孔雀、急行アルプス、鏡、究極の美食、笑う登山者、追悼山行、J岳駐車場、カラビナ、もう一人の客、 鎌策婆、ザクロ、残雪のK沢岳、ハーケンは歌わない、クライマーズ・センス、荒峰旅館 、銀のライター、防風屋夜、ゾンデ、N岳の夜、霧の梯子、猿ぼぼ、牧美温泉(2010/11/09)

書 名『アラスカ物語』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫
感 想 山岳小説ではないですが、アラスカ原野での生活が山に通じるところがあるので入れておきます。
新田次郎の歴史小説、山岳小説は高校生のときに読み漁ったが、これはまだ読んでいなかった。高校生のときに読んでおけば、野田知佑の本がもっと面白く感じれたかも知れない。
明治期にアメリカにわたった日本人が、アラスカの北端にたどり着き、エスキモーを導いていく実話に基づいた話で、こんな日本人がいたのかと驚いた。同じ日本人でも幕末から明治の日本人と現代の日本人は明らかに人種が違うと多々感じる。同じ日本人の血を引くものとして時々、恥ずかしく感じることがある。文明開化を生き抜いた日本人の侍魂を見せ付けられる。野球の侍Japanとか、簡単に「侍」と使って欲しくは無い。いまの日本人は駄目だと思う方にお薦めの一冊です。(2009/03/25)

書 名『アラスカ物語』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮社(昭和52年5月10日28刷発行)
感 想 ブックオフで100円で販売していたのでコレクションに加えました。
この本、大好きです。(2011/05/28)

書 名『怒る富士 上・下』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫
感 想 新田次郎の力作、長編。ジャンルは歴史小説ですが、富士山が主題ということで。
宝永年間の富士山噴火を中心に、駿東郡の村と幕閣の駆け引き、農民の生活改善に取り組む、伊那代官の活躍が中心に書かれていく。
富士山に因縁の深い新田次郎の大作で、とても面白い内容だった。この本に出てくる、駿東郡や足柄郡などは市町村合併などでその名前も消えてきている現在の状況は悲しい。
沼津も宿場町として出てくる。自分の生まれた街の歴史をもう少し勉強して見なければと感じました。(2009/11/14)

書 名『飢えて狼』
著 者志水 辰夫
出 版 社新潮文庫(H19.5.8第8刷)
感 想 山岳小説では無いですが、主人公がクライマーでとても面白い小説だったので、この書棚に入れます。
久しぶりに、面白いハードボイルドに出会った。
主人公の渋谷は、マッターホルン北壁の単独登攀を行うなど一流のクライマーだった。 今は、引退してマリーナを経営していが、突然の訪問者により、壮大な事件に巻き込まれてゆく。
一気に読み進んでしますとても面白い小説だ。これが、著者の処女作というから凄い。 もっと、志水辰夫を読んでみたくなる。(2011/02/06)

書 名『失われた岩壁』
著 者森村 誠一
出 版 社集英社文庫(昭和62年5月25日第1刷)
感 想 森村誠一の山岳短編集。
祥伝社文庫の『堕ちた山脈』と収録作品は全て同じです。

【収録作】
 「堕ちた山脈」、「虚偽の雪渓」、「失われた岩壁」、「憎悪渓谷」、「犯意の落丁」 (2011/07/02)

書 名『栄光の岩壁(上)(下)』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫
感 想 本書は、高校生のときに読んだはずなのだが、ストーリーはほとんど覚えていなかった。最近、自分の記憶力に愕然とすることが多い。
本書は、高校生のときに凍傷に合い、足を切断してしまった主人公竹井岳彦が山へひたむきに打ち込んでいく様を描いている。最後のシーンはとても清々しく、読後感がとても心地よい。
確か、自分もこんなクライマーにあこがれていたときがあったのに・・・(2009/09/21)

書 名『栄光の岩壁(新田次郎全集8)』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮社(昭和50年11月25日発行)
感 想 全集の初版本。
ブックオフで購入です。(2011/05/28)

書 名『エベレストの虹』
著 者谷 恒生
出 版 社角川文庫(昭和62年5月25日初版発行)
感 想 加藤保男を思わせる、主人公、日本登山界のエース風間剣策。これまで2度、エベレストに登頂し、厳冬期単独登山に望む。
エベレスト出発前に、女優との対談をへてロマンスが芽生える。登山に望む風間と、風間を思いながら映画撮影に望む女優。
長編アドベンチャー・ロマンとのことだが、今ひとつです。
登山描写も筋も、もう少し深みが欲しいところです。(2011/02/22)

書 名『エンドレスピーク(上・下)』
著 者森村 誠一
出 版 社ハルキ文庫(2002年11月18日第1刷発行)
感 想 山岳小説にカテゴリしていますが、槍ヶ岳がキーになっているのみで、登山描写は少ないです。
本作、太平洋戦争時代の青春小説。
学生時代をともにすごした日本人、中国人、アメリカ人の5人が戦争によりそれぞれの人生を歩んでいく。
戦争が終わったら、槍ヶ岳で再会を約束するが、果たしてあえるのだろうか。
なかなか読み応えのある作品で面白かったです。 (2012/10/22)

書 名『狼は瞑らない』
著 者樋口 明雄
出 版 社ハルキ文庫(2010.2.18第4冊発行)
感 想 初めて樋口明雄を読んだ。
本書は面白すぎる!!
一気に引き込まれて、そのまま読破してしまった。
主人公佐伯もカッコいいが、彼の同僚である山岳警備隊もとても良い。
腐った政治家に翻弄される主人公。
是非とも続編を書いて欲しい一冊です。(2010/10/20)

書 名『堕ちた山脈』
著 者森村 誠一
出 版 社祥伝社文庫(平成12年1月20日初版第1刷発行)
感 想 森村誠一の山岳短編集。
なかなか面白い作品が目白押しです。
【収録作】
 堕ちた山脈
 虚偽の雪渓
 失われた岩壁
 憎悪渓谷
 犯意の落丁 (2010/10/20)

書 名『男たちの十字架』
著 者樋口 明雄
出 版 社ハルキ文庫(2008/3/18第1刷発行)
感 想 中国マフィアと新宿署の刑事。
彼らの攻防の舞台は、歌舞伎町から南アルプスへと飛ぶ。
樋口明雄の作品に登場する人物は、みんなとても魅力的です。
本書のキャラクターも際立つ人ばかり。
いつも、同じキャラでの続編が読みたくなってしまう。
また、終わり方もとても気持ちが良く大好きです。
樋口作品にはまってしまいます。(2010/12/11)

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カ行

書 名『邂逅の森』
著 者熊谷 達也
出 版 社文春文庫
感 想 マタギ関係の本などを探していたら、彼のこの本に出会った。
マタギとして生きていく富治の生涯を描いた一冊。最後のヌシとの戦いは壮絶だ。
狩人の生活にあこがれてしまう。
本当の男とたちといった感じです。生活の場としての山についても考えて行きたい。(2010/1/2)

書 名『還るべき場所』
著 者笹本 稜平
出 版 社文芸春秋(2009.2.5第2刷発行)
感 想 分厚い単行本なので、読み始めるまでに時間が掛かってしまった。
読み始めると、一気に物語りに引き込まれてしまう。
登場人物がみんな素晴しい。
ブロードピークの登攀は一気に引き込まれてしまう。
是非とも、続編を書いて欲しいです。
自分の還るべき場所を早く見つけなければ・・・(2010/11/23)

書 名『顔のない刑事』
著 者太田 蘭三
出 版 社講談社文庫
感 想 太田蘭三の『顔のない刑事』シリーズ第1作。
殺人容疑の取調べを受け、辞表を提出し、警察手帳を持たずに独自捜査を始める香月刑事。
『顔のない刑事』の原点です。
奥多摩の山が舞台になり、そこから北アルプスへ飛んでいく。山岳描写は少ないですが、娯楽小説として楽しめます。(2011/9/28)

書 名『顔のない刑事・単独行-尾瀬の墓標』
著 者太田 蘭三
出 版 社角川文庫(平成21年6月25日初版発行)
感 想 太田蘭三の『顔のない刑事』シリーズ第2作。
今回も、香月刑事が大活躍する。
尾瀬で見つかった刑事の心中死体。そこから単独捜査が始まる。
尾瀬と北アルプス屏風岩の登攀が出てきます。
山岳描写は少ないものの、シリーズにはまりそうです。(2011/9/28)

書 名『顔のない刑事・追跡行-赤い渓谷』
著 者太田 蘭三
出 版 社角川文庫(平成21年9月25日初版発行)
感 想 『顔のない刑事』シリーズの第3弾。第1弾、2弾を読まずに読んでしまった。
警察手帳を持たない刑事、香月。単独で殺人事件から偽札を追う。
奥多摩から奥武蔵へと展開していく。彼の登りかたや装備も独特で面白い。シリーズを追って読んでみたい。(2011/09/04)

書 名『顔のない刑事・追跡行-一匹竜の刑事』
著 者太田 蘭三
出 版 社角川文庫(平成22年1月25日初版発行)
感 想 『顔のない刑事』シリーズの第4弾。
ダンディーな香月刑事はどんどん過激になっていく。
今回は、広域指定暴力団への潜入捜査。潜入を成功させるために、背中に昇り竜の刺青まで入れてしまう。
娯楽作品としては、面白い一冊です。
山は、奥多摩、八ヶ岳、北アルプス黒部渓谷、飯豊連峰などが出てきます。(2011/11/06)

書 名『顔のない刑事・脱出行-蝶の谷殺人事件』
著 者太田 蘭三
出 版 社角川文庫(平成22年1月25日初版発行)
感 想 『顔のない刑事』シリーズの第5弾。
毎回、傷がついたり、指がなくなったり、墨を入れたりしていましたが、今回は素っ裸で縛り上げられるだけで済みました。
山岳描写も非常に少なくなってしまい、普通の刑事物と言った感じです。
それでも、香月は格好良い。いつでも駅弁に缶ビール2本。
次回の出張では、まねしてみよう。(2012/2/19)

断罪山脈 書 名『顔のない刑事・潜入行-断罪山脈』
著 者太田 蘭三
出 版 社角川文庫(平成22年9月25日初版発行)
感 想 『顔のない刑事』シリーズの第6弾。
いつも山が舞台となっていくのだが、だんだん山行は付け足し程度になっていく。 山岳小説の書棚に入れるのはどうかなとなってくる。
奥多摩ハイキングで出会った女子大生が複線になっていく。 また、最後は安達太良山でのやり取りが出てくる。
また、冒頭から沖縄戦が絡んでくる。
まぁ、香月は格好良いので、娯楽作品として良しとしましょう。
山は、奥多摩、安達太良山などが出てきます。(2012/08/19)

書 名『顔のない刑事・密捜行-逃げた名画』
著 者太田 蘭三
出 版 社角川文庫(平成23年1月25日初版発行)
感 想 『顔のない刑事』シリーズの第7弾。
いつも山が舞台となっていくのだが、だんだん山行は付け足し程度になっていく。
もともと本シリーズは山岳描写のある小説だったのでカテゴリーを「山岳小説」に分類していますが本作は奥多摩のハイキングが一度だけ出てくる程度です。
小説自体は娯楽作品としては純粋に楽しめます。(2013/01/19)

書 名『餓鬼岳の殺意』
著 者太田 蘭三
出 版 社講談社文庫
感 想 初めて読んだ太田蘭三の本が面白かったので、ブックオフで買ってきました。
本書は、レジャーライターの釣部さんが主人公。つりや登山のライターであり、山にも詳しい。
彼の周りで、連続殺人事件が発生する。軽い読み物としてお薦め。
推理小説部分は、いまひとつかなといったところでした。『脱獄山脈』のようなヒューマンドラマが読みたいです。(2009/10/17)

書 名『神々の山嶺』
著 者夢枕 獏
出 版 社集英社文庫
感 想 夢枕獏の作品を初めて読んだ。
面白く、一気に物語りに引き込まれていった。孤高のクライマーが前人未到の記録を打ち立てていく。最後に、エベレスト南西壁冬季単独無酸素に挑戦していく。そこに、マロリーの初登頂の謎が絡みわくわくどきどきしながら展開していく。8000mの高所で展開していく物語にただただ引き込まれるだけだった。
とても楽しい本だった。(2006/04/01)

書 名『神々の座を越えて』(上・下)
著 者谷 甲州
出 版 社ハヤカワ文庫(1999.10.15)
感 想 谷甲州の『遥かなり神々の座』の続編とも言える書籍。
あの冒険山行から5年後。物語はアルプスのアイガー北壁登攀から始まる。 アルプスを終われるように抜け出した滝沢は、チベットに向かうことになる。
中国兵との戦闘に追われ逃げた先はサガルマータ。果たして無事に逃げとおすことができるのか。
アルプス、ヒマラヤを舞台にした冒険小説で読み応えがあります。
本書を読む前に、『遥かなり神々の座』を読んでおくともっと面白いと思います。(2010/05/18)

書 名『かんじき飛脚』
著 者山本 一力
出 版 社新潮文庫
感 想 本書は山岳小説ではないものの、マタギの知識などがふんだんに入っているので取り上げました。『かんじき飛脚』は、江戸時代の三度飛脚が主人公に物語が展開する。時代は、『銀しゃり』と同じ時期で、棄捐令が出されたときだ。加賀藩と土佐藩のつながりも面白いし、風景が目に浮かんでくる描写が凄い。
飛脚を助ける猟師たちの知恵もとても参考になります。(2009/09/17)

書 名『岩壁の掟・偽りの快晴』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫(昭和51年2月20日第四刷)
感 想 新田次郎の山岳短編集
『岩壁の掟』は短編で発表された連続物を一つにまとめたもの。 いずれの作品も遭難に絡むものが多い。
この中の作品では『クレバス』が好きだが、できればハッピーエンドにして欲しかった。
山は時として非情になるのだろう。
収録作
 『岩壁の掟』、『偽りの快晴』、『薬師岳遭難』、『クレバス』、『翳りの山』、 『岩壁の九十九時間』(2010/08/30)

書 名『黄色い牙』
著 者志茂田 景樹
出 版 社講談社文庫(昭和57年10月15日第一刷発行)
感 想 志茂田景樹の本を初めて読んだ。
学生の頃、凄く過激なファッションでテレビに出ていたオッサン程度にしか思っていなかった。
本作はマタギの伝統をかたくなに守り抜く佐藤継憲を主人公として、そのまたぎの里である露留を舞台に展開していく。
幼かった主人公の成長がとても逞しい。マタギの衰退していく様子が悲しい。
マタギ小説としてはなかなかの一冊です。(2011/2/21)

書 名『銀嶺の人 上・下』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫
感 想 今井通子と若山美子をモデルとしたものだ。
世界有数の女性クライマーがどのように誕生していくのか、また実生活と登山とのバランス、実生活での活躍なども面白い。
今井通子は後にヒマラヤにも行くが本書では、グランドジョラス山頂で結婚式を挙げるところで終わっている。
山を目指す女性にお薦めの一冊です。(2010/06/27)

書 名『銀狼王』
著 者熊谷 達也
出 版 社集英社文庫(2013年3月25日 第1刷
感 想 熊谷達也の狩猟シリーズ(?)
幕末直後の北海道で、仙台藩から移転してきた猟師が幻の狼を追いかける。
なかなか面白いものの、ちょっと物足りなさを感じました。 (2014/09/07)

書 名『熊撃ち』
著 者吉村 昭
出 版 社文春文庫(1993年9月10日 第1刷)
感 想 実在する猟師をもとに書かれたクマ打ちの短編7つを収録。
熊嵐とはまた違った猟師の世界が広がっている。
厳しい自然との共生、熊と人間の世界が近かった頃の北海道、リアルに猟師の生活が描かれている。 (2012/10/31)

書 名『クライマーズ・ハイ』
著 者横山 秀夫
出 版 社文春文庫
感 想 横山秀夫は警察物しか読んだことが無かった。
今回の主人公は新聞記者。群馬の新聞社を舞台に物語りは進んでいく。谷川岳を登る現在と17年前の1985年が交差しながら進んでいく。なかなか面白い小説だった。
個人的にはもう少し、登山の部分を充実させて欲しかったかなと思います。
いや、横山は面白い。(2007/12/05)

書 名『クライム』
著 者樋口 明雄
出 版 社角川ハルキ事務所(2006年8月8日第一刷発行)
感 想 中国マフィアと新宿署の刑事。
彼らの攻防の舞台は、歌舞伎町から南アルプスへと飛ぶ。
樋口明雄の作品に登場する人物は、みんなとても魅力的です。 本書のキャラクターも際立つ人ばかり。 いつも、同じキャラでの続編が読みたくなってしまう。
また、終わり方もとても気持ちが良く大好きです。
樋口作品にはまってしまいます。
文庫本では『男たちの十字架』として売られています。(2011/03/265)

書 名『強力伝・孤島』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫
感 想 新田次郎の直木賞受賞作「強力伝」をはじめとする初期の短編集。
山岳小説や歴史小説を書いてきた氏にしては珍しいテーマの短編も収められている。個人的には「凍傷」と「孤島」が良かった。
昔、読んだ本なのに殆どのストーリーを覚えていないのは歳のせいだろうか・・・
収録作品:『強力伝』、『八甲田山』、『凍傷』、『おとし穴』、『山犬物語』、『孤島』(2009/01/20)

書 名『孤高の人 上・下』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫
感 想 この本は、高校生のときに読んで強い衝撃を受けた一冊だった。
久しぶりに読んでみると、記憶に残っていた部分がだいぶ違っていることに気がついた。
加藤文太郎はいつでも、雪洞で寝ていたと思い込んでいたが、山小屋利用を基本としており、沈着冷静に行動をしておりだからこそ、冬山の単独行も成し遂げられた。頭の中の記憶では、疲れたら雪の上に倒れこみ寝ていたように思ったが・・・。行動食の甘納豆はまねをしたことがあったが、お腹にたまらないので自分には向いていなかった。本書は、新田次郎の書籍の中では好きな一冊です。(2009/06/16)

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サ行

書 名『死導標』
著 者森村 誠一
出 版 社光文社文庫(1997年5月20日初版1刷発行)
感 想 森村誠一の山岳ミステリー短編集
純愛物からドキッとするものまで、いろいろで楽しめます。
収録作
 「死導標」「醜い高峰」「北ア山荘失踪事件」「高燥の墳墓」
 「裂けた風雪」「垂直の陥穽」「夢の虐殺」 (2011/04/02)

書 名『縦走路』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫
感 想 学生の頃に読んでいたが、古本屋で見つけて買ったのだが、読み出したところなんか知っているなと思った。そしたら、今年に入って読んだ本だった。
二人の山男と、二人の女が繰り広げるラブロマンス。そこに山の掟がからむ。いまも、登山がはやっているが今では、山の掟や女流登山家に美人はいないなどは言われなくなっているのでは無いか。
いまでは、団体ツアーで100名山をめぐる登山客もいて山も様変わりしたものだ。おかげで、100名山に入っていない山は静かな登山が楽しめる。
しかし、厳しい冬山や岩壁はやはりそれなりの人しか入れない場所であり、冬の八ヶ岳もこの小説が書かれた昭和37年頃と大きな変化は無いのではとおもう。山の描写から当時の様子がうかがい知れる点も面白かった。女性登山者にお薦めの一冊かな・・・ 何度読んでも楽しめる本だ。登山のリーダーって今と昔ではだいぶ変わったような感じがする。(2009/07/04,2009/01/11)

書 名『昭和新山』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫
感 想 新田次郎の短編6作品が収められた本。
どれも独特の味わいがあり、良い本でした。個人的には、「月下美人」「日向灘」が好きだ。
本当にこの人の才能にはいつもびっくりです。山岳小説、歴史小説以外の作品も面白い物語が沢山あります。
収録作品:『昭和新山』、『氷葬』、『まぼろしの白熊』、『雪呼び地蔵』、『月下美人』、『日向灘』(2009/08/28)

書 名『十五少年漂流記』
著 者ヴェルヌ
出 版 社新潮文庫
感 想 山岳書籍ではないですが、冒険ということで入れておきます。子供の頃に何度も読んだ本を読み返してみた。何度読んでも面白い本だ。
ロビンソン・クルーソーも良いが子供たちが葛藤しながらも困難を乗り切っていくこの本はとても良い。
無人島で自分ひとりになった際、ここまで強く生きることができるか。時代的には幕末頃だが、この頃の同じ年の日本人たちも強かったのではないか。便利な世の中になり、サバイバル力は確実に劣化している感じがする。サバイバル力を高めていかねば。現実逃避したい方にお薦めの一冊です。(2009/05/12)

書 名『ジャンキー・ジャンクション』
著 者谷 甲州
出 版 社ハヤカワ文庫(2005.9.30)
感 想 谷甲州のヒマラヤを舞台とするなんとも不思議な一冊。
預言者のような男、マックスに出会い彼の予言どおりにインドで国際登山隊が結成される。5名の登山家がそれぞれのルートから登山を開始するのだが・・・
登山の描写が丁寧で読んでいるうちにヒマラヤの山に吸い込まれていく。
『神々の座』シリーズとはちょっと違うが面白い一冊だった。(2010/05/23)

書 名『白き高峰の殺意』
著 者森村 誠一
出 版 社天山文庫(1991年2月5日初版発行)
感 想 同じ森村の光文社文庫『死道標』に収録されている作品と殆どかぶっています。山を舞台とした推理小説、ミステリ短編集です。どうでも良いけどこの表紙、怖いです。こんなシーンを浮かべる作品は無かったですが・・・
【収録作】「夢の虐殺」「高燥の墳墓」「醜い高峰」「挑戦の切符」「裂けた風雪」「垂直の陥穽」「北ア山荘殺人事件」(2011/5/14)

書 名『白きたおやかな峰』
著 者北 杜夫
出 版 社新潮文庫
感 想 パキスタンの未踏峰ディランに挑戦する山男たちの物語。隊長やドクターを初め個性的なメンバーが活躍する。
処女峰に果たして登頂できたのか。なかなか面白い本です。北杜夫はこれが初めて読んだ本です。(2009/12/18)

書 名『白き嶺の男』
著 者谷 甲州
出 版 社集英社文庫(1998/11/25)
感 想 新刊では見つからなかったので、古本屋めぐりをしていてようやく発見。短編集でありながら、連続小説となっており一気に読めてします。
あとがきで著者はいつかは単独行の加藤文太郎を書きたい、本書はもうひとつの加藤の物語といっているとおり、新人として山岳会に入った加藤が主人公になっている。
樵の家庭に生まれ、やまの知識や並外れた体力を持つ加藤が、日本の山から海外の山へ活躍の舞台を広げていく。
もっと続きが読みたくなる本だ。 最後の「七ッ針」だけは単独の作品で異色だ。
収録作
 『白き嶺の男』、『沢の音』、『ラッセル』、『アタック』、『頂稜-スカイライン』、『七ッ針-山岳ホラー』 (2010/3/5)

書 名『白の十字架』
著 者森村 誠一
出 版 社中公文庫(2010.3.25初版発行)
感 想 森村誠一の山岳小説。
ヒマラヤ遠征で登山隊員が遭難死してしまう。
彼の捜索を目的に第2次隊が派遣される。
メンバーの中に殺人犯が・・・。
山岳描写は最初と最後の部分だけですが、海外遠征の準備の様子からキャンプを進める様子が描かれている。(2010/11/27)

書 名『聖域』
著 者大倉 崇裕
出 版 社東京創元社(2008年6月5日再版発行)
感 想 大倉崇裕の山岳小説。初めて読みました。
友人が遭難する。その理由を求めるうちに、単純な滑落遭難では無いと核心し犯人を追い詰めてゆく。
山仲間や山岳警備隊が良い味です。松山警部補を主役とした本を読みたい!!。(2011/04/16)

書 名『生還 山岳捜査官・釜谷亮二』
著 者大倉 崇裕
出 版 社山と渓谷社(2008年11月5日第2刷発行)
感 想 大倉崇裕の山岳小説。
今回は山岳捜査官の釜谷亮二が主役。
山での不審死を追いかける捜査官。4つの事件が収録されている。『聖域』に登場した松山警備隊長がちらっと出てきます。
あっという間に読み進んでしまう一刷です。(2011/04/16)

書 名『小説 青春登山大学』
著 者高野 亮
出 版 社白山書房(2003.3.20第一刷発行)
感 想 中学を卒業して、製鉄所の養成工として相撲や柔道に打ち込む天野青年が、登山に出合い、世界的なクライマーになるまでの成長期。
「青春登山大学」に入学するが、登山を知っている人だとすぐに、「山岳同志会」だと気づくだろう。
本書は、山岳同志会の今野和義氏をモデルとしている。
彼の半生は調べ切れなかったが、フィクションとノンフィクションを織り交ぜたもののようです。(2010/11/27)

書 名『青春の十字架』
著 者森村 誠一
出 版 社中公文庫(2011年5月25日初版発行)
感 想 本書は棟居刑事シリーズの『純白の証明』『青春の雲海』に続く山岳三部作の完結編とのこと。
本書は棟居刑事の同期である寒川刑事が主役。ライターだった妹が失踪する。追いかけるうちにSPとして警護する大臣に行き着く。謎の女性たちも登場し物語りは展開していきます。
いつもの通り、出合は休暇中の山からスタート。それ以外、山岳描写はあまり出てきません。(2011/6/18)

書 名『聖職の碑』
著 者新田 次郎
出 版 社講談社文庫
感 想 新田次郎の本は、講談社からも出ていたんですね。読んでみました。
この本は、尋常小学校の校長、生徒が修学旅行で駒ヶ岳を目指し、死傷者を出してしまった悲しい事故が元になっている。しかし、当時の聖職者たちの考え、立ち振る舞いに明治の日本人を見ることができる。
いまは、教職員の犯罪も毎日のようにニュースに流れる。聖職ということを自覚して欲しいものだ。また、実践教育は学校の場だけではなく、家庭でも取り組んでいくべきものだと思う。いまは、教育は学校がやってくれるものと考えている大人が多すぎる。教員にお薦めの一冊です。(2009/07/11)

書 名『聖職の碑』
著 者新田 次郎
出 版 社講談社(昭和53年10月4日第22刷)
感 想 この本、ようやく文庫で探し当てたが、ふと入ったブックオフで単行本も売っていた。思わず購入。(2011/05/28)

書 名『雪煙』
著 者森村 誠一郎
出 版 社講談社文庫(2008.2.15第一刷発行)
感 想 森村誠一を初めて読んだ。
この人は山を舞台にした推理小説を何冊も書いていたことが意外だった。
欧州アルプスから穂高を舞台にし、国際犯罪組織も絡む壮大なストーリー。
なかなか面白い一冊だった。(2010/10/16)

書 名『絶壁の死角』
著 者クリントン・マッケンジー
出 版 社新潮文庫(平成17年9月1日発行)
感 想 クライミングをする特別捜査官が、岩場での墜落事故を捜査しながら、クライマーを追いかけていくストーリー。
山岳小説としてはいまひとつですが、警察物としては面白い作品でした。(2012/02/18)

書 名『先導者・赤い雪崩』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫
感 想 新田次郎の登山を中心とした短編集。新田次郎は長編も良いが、短編にも面白い作品が数多い。本短編集も良い作品が沢山だった。
個人的には、「まぼろしの雷鳥」や「赤い雪崩」が良かった。「谷川岳幽の沢」や「蛾の山」はサスペンス色満載で、ちょっと怖いです。
収録作品:『先導者』、『登りつめた岩壁』、『蛾の山』、『嘆きの氷河』、『谷川岳幽の沢』、『白い砂地』、『赤い雪崩』、『まぼろしの雷鳥』(2009/05/28)

書 名『憎悪の依頼(文字のない初登攀)
著 者松本 清張
出 版 社新潮文庫(平成21年10月20日60刷改版)
感 想 松本清張の短編集。
この中に収録されている『文字のない初登攀』を読みたいがために購入した。
『文字のない初登攀』は単独で初登攀を成し遂げたものの、写真等の記録がなく、周りからバッシングされていく主人公を描いたもの。短くて読みやすいので一読しても良いのかなとは思います。山岳小説としては、ちょっと弱いかな。
【収録作】  憎悪の依頼、美の虚像、すずらん、女囚、文字のない初登攀、絵葉書の少女、大臣の恋 、金環食、流れの中に、壁の青草(2010/12/19)

書 名『相剋の森』
著 者熊谷 達也
出 版 社集英社文庫(2008年6月7日第6刷)
感 想 『邂逅の森』と話が交わる部分もあり、『邂逅の森』を先に読んで両方を読むのがお薦めです。
時代は現代、マタギの取材をする編集者の視点から、マタギ文化や自然保護が語られていく。
最後の山巻きは臨場感があり、とても良かった。(2010/02/20)

書 名『遭難』
著 者松本 清張
出 版 社双葉文庫(2010年7月16日第3刷発行)
感 想 松本清張の短編集。清張の書いた山岳小説が読みたくて探し当てたのがこの一冊。
山岳小説は表題になっている『遭難』だけだがその他も短編ながら読み応えがある。
本書収録作品は映画化されているようだが、『遭難』の映画も見てみたい。
【収録作】張込み、遭難、たづたづし、天城越え、声(2010/10/13)

書 名『遭難者』
著 者折原 一
出 版 社角川文庫(2000年5月25日初版)
感 想 山での遭難者に対する追悼集の形式で書かれた山岳ミステリ。
遭難追悼集の形で作られている。角川文庫版は「不帰に消える」と「不帰ノ剣、再び」の2冊で構成されており、追悼集と別冊という形でこった作りになっている。
父を山で失い、長男、母と続く遭難。果たして犯人は誰なのか。なかなか面白い一冊です。(2014/09/07)

書 名『遭難者』
著 者折原 一
出 版 社文春文庫(2014年5月10日第1刷)
感 想 山での遭難者に対する追悼集の形式で書かれた山岳ミステリ。
文春文庫での復刻版で、角川版では分冊だったものが1冊の文庫本として収録されている。 (2014/09/07)


書 名『蒼氷・神々の岩壁』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫
感 想 この本は、4編の短編小説集。高校生のときに読んでいる本で有るが、殆ど覚えていなかった。
『蒼氷』は愛鷹山も出てくるのに、なぜに記憶に残っていなかったのだろうか。この四編の中では、『蒼氷』が良かった。『怪獣』も単独で山に行くときは、びくびくしてしまう心理がうまく書かれていると思う。
『疲労凍死』は死んだ弟の死因を解明するべく、兄が復讐劇を展開する。結末は驚きの展開が待っている。山を舞台とした面白い小説集です。
収録作:『蒼氷』、『疲労凍死』、『怪獣』、『神々の岩壁』(2009/01/03)

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タ行

書 名『高い砦』
著 者デズモンド・バグリイ  訳:矢野 徹
出 版 社ハヤカワ文庫(2006年1月15日発行
感 想 南米某国の飛行機がハイジャックされる。そこには亡命中の要人が乗っていた。
彼を巡って共産勢力との激しい戦闘が展開する。
乗客の中に科学者や歴史学者、元軍人などそれぞれの経験と知識で立ち向かう。
ハリウッドのアクション映画のような展開です。 (2014/09/07)

書 名『脱獄山脈』
著 者太田 蘭三
出 版 社祥伝社文庫
感 想 太田蘭三の山岳シリーズ。
殺人罪で服役している元警察官が脱獄し、奥多摩、奥秩父、北アルプスを逃亡し、真犯人を追い詰める。登山素人の脱獄囚が経験を通して立派な山男に変化していく様が面白い。
最後は、ほろっとしてしまいます。この主人公一刀の続編も出ているようだ。是非、続きが読みたい。(2009/10/10)

書 名『駐在刑事』
著 者笹本 稜平
出 版 社講談社文庫(2009.9.15第1刷発行)
感 想 笹本稜平の一刷。
奥多摩駐在所の所長、江波警部補の周辺で起こる6つの事件。
それぞれが、短い短編でつながっています。

舞台となる奥多摩もなじみのある水根沢や石尾根などがでてきて、歩くときには江波刑事を探してしまいそうです。
漫画『岳』にも通じる、ほのぼのとした小説でもっと続きを読みたくなる一冊です。

【収録作品】終わりのない悲劇、血痕とタブロー、風光る、秋のトリコロール、茶色い放物線、春嵐が去って(2010/12/02)

書 名『チンネの裁き・消えたシュプール』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫(昭和51年9月30日第5刷)
感 想 新田次郎の短編集
推理小説、サスペンス仕立ての短編です。それぞれが、あっと驚く結末で楽しめます。
個人的には、『消えたシュプール』が好きだ。
収録作
『チンネの裁き』、『錆びたピッケル』、『新雪なだれ』、『消えたシュプール』(2010/08/16)

書 名『剱岳-点の記』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫
感 想 新田次郎の本は、高校生のときに読みまくったが、この本は呼んだ記憶がない。
国土地理院の地形図は山に登るときにはさんざん、お世話になっていながら、それがどのように作られたのはは知らなかった。
現在は航空写真を元に作るが、明治期の地形図はすべて現地での測量を元に行われている。本書は、明治期の測量官の仕事ぶりを記した、プロジェクトX的な本です。これは映画化されるみたいですね。映画も楽しみです。(2009/01/10)

書 名『天空の祝宴』
著 者堂場 舜一
出 版 社PHP研究所(2008年9月17日第1版第1刷発行
感 想 山岳小説の中では珍しい、フリークライミングが主題となった一刷。
ヨセミテのビックウォールで無くなった友の死の原因を突き止めるために、謎に迫る主人公岩本。結局、未踏の壁を登らずして謎は解けないのか。まあまあでした。(2011/05/07)

書 名『天空への回廊』
著 者笹本 稜平
出 版 社光文社文庫()
感 想 世界最高峰のエベレストを舞台に繰り広げられる、テロリストとの戦い。そこには、世界最高の日本人クライマーがいた。
舞台設定もすごいが、次から次にテロリストとの戦いが展開されるスピード感もすごい。登山と冒険小説が好きな私にはとても面白い1冊でした。
この著者の本は他には読んでないので、またんべつのを読んでみたいと思います。(2008/02/09)

書 名『天を越える旅人』
著 者谷 甲州
出 版 社ハヤカワ文庫(1997年4月15日発行)
感 想 ヒマラヤを舞台に、若きラマ僧が仏教の真理を求め旅をする。
行き着く先は、未踏峰の山頂。果たして仏教の真理を見つけることができるのか。
この作品、岳人に連載されていたそうですが、舞台はヒマラヤながら壮大なスケールで展開して行きます。(2011/041/24)

書 名『凍樹の森』
著 者谷 甲州
出 版 社徳間文庫(1998年2月15日初版)
感 想 時代は日露戦争直後。戦争に勝ったもののつらい生活が続く日本。戦場から戻った東北のマタギ。幻のミナシロを追っていく。そこから物語りは新たなステージへ。大陸へ渡っての追跡が始まる。
一気に引き込まれてしまう面白い一冊です。続きが気になるのはいつものことでしょうか。(2011/09/04)

書 名『遠き雪嶺-Nanda Kot(上・下)』
著 者谷 甲州
出 版 社角川文庫(平成17年10月25日初版発行)
感 想 初めて甲州の著書を読んだ。
ずっと書店や中古本屋を探していたのだがなかなか見つけることができなかった。
本書は、フィクションながらノンフィクションに近い内容で、日本で初めてヒマラヤへ遠征をした立教大学山岳部を舞台とした物語だ。
若き山岳部員たちの遠征に向けての活動、遠征をとるために他を捨てる決断をするもの。心の葛藤が描かれている。
いまなら、飛行機で一っ飛びだが当時は船での旅だったのも興味深い。登山や冒険が好きな方にお薦めの一冊です。いや〜、谷甲州はハマリそうです。(2009/07/30)

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ナ行

書 名『雪崩路』
著 者篠崎 博
出 版 社三一書房(2006/4/25第1刷)
感 想 本書の帯に「シナリオ界の重鎮が描いた山岳小説の傑作」と掛かれており、結構期待して購入しました。
時代は現代に近い設定なのですが、登場人物の設定がちょっと現実感がなく、大学山岳部OBを中心とする一世代前のいわゆる山岳エリートが活躍していきます。
谷川岳、カラコルム、アンデスと登山の舞台は進んでゆきます。 結末はちょっと悲しい感じです。
これを「山岳小説の傑作」とするには異論があります。
テレビや映画にしたら結構面白い作品になるのでしょうか。 (2010/3/28)

書 名『ナンダ・デヴィ』
著 者西木 正明
出 版 社徳間書店(1993年5月31日第1刷発行)
感 想 地方の支局で燻ぶる新聞記者の「私」。偶然にすれ違った男が死んでしまう。 そこから真相を探っていくことになる。
ナンダ・デヴィを中心とした、米国、ソ連、中国の核開発の動きにつながっていく。 果たして真相を突き止めることができるのか。
なかなか面白い一冊です。(2012/01/03)

書 名『日本アルプス殺人事件』
著 者森村 誠一
出 版 社ハルキ文庫(1998年4月18日第1刷発行)
感 想 北アルプスの観光開発をめぐり、大学ワンゲル同期の3人が利権と局長の娘をめぐって競争を始める。彼らは次々に不審な死を遂げる。果たして犯人は誰なのか。
推理は面白いが、山の描写はあまり多くはないです。 (2011/09/04)

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ハ行

書 名『灰色の北壁』
著 者真保 裕一
出 版 社講談社文庫(2008年1月16日第一刷発行)
感 想 『ホワイトアウト』の著者、真保さんの山岳短編集。
ホワイトアウトは映画で見たことがあったが、書籍はこれが初めてだった。本書には3編が収録されているが、どれもミステリ要素が強く、新田次郎とはまた、違った味わいがあり面白かった。収録作の中では、『黒部の羆』が好きだ。あ〜、山へ行きたい。
収録作:『黒部の羆』、『灰色の北壁』、『雪の慰霊碑』(2009/06/08)

書 名『白虹』
著 者大倉 崇裕
出 版 社PHP研究所(2010年12月27日第1版第1刷発行)
感 想 『山岳捜査官』の著者、大倉崇裕の新しい一刷。
山小屋でアルバイトをする、五木。彼は元警察官だった。
山で助けた遭難者が、殺人犯として死んでしまう。
遺族からの遺言を受け、殺人の真相を単独で突き詰めてゆく。
主人公は自身のない若者。
『山岳捜査官』の方が人物も魅力的で、テンポも良かった。(2011/10/27)

書 名『八甲田山死の彷徨』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫(平成18年6月5日73刷)
感 想 新田次郎の長編作。青森第五連隊と第三十一連隊による、厳冬期の八甲田山系雪中行軍を舞台に、両連隊を待ち受ける雪との格闘を描いた書。 映画を持っているのだが、まだ見ていない。明治は好きな時代だが、こんな事件もあったことを忘れてはいけない。 冬山を登る人、必読です。(2009/03/07)

書 名『八甲田山死の彷徨』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮社(昭和52年3月10日41刷発行)
感 想 文庫本で読んでいたが、Book Offで100円で売っているのを見つけて、単行本もコレクションに加えました。時間があれば、単行本も読んでみたいです。(2010/12/11)

書 名『遥かなり神々の座』
著 者谷 甲州
出 版 社ハヤカワ文庫(1995年4月15日発行)
感 想 谷甲州の本としては2作目の本。
本書も、とても面白い。残念なのは、谷甲州の本は書店や古本屋を探してもあまり見つからないことだ。
本作は、クライマーが日本を逃げ出し、ネパールでゲリラ戦に巻き込まれていく。山岳地帯での戦闘や逃避行の描写が凄く良い。
また、ストーリーもとても良く、日・ネパール合作で映画化したら面白いと思う。まぁ、中華人民共和国に気兼ねして、だれも映画化はできないでしょうけどね。兵士を目指す人にお薦めの一冊です。(2009/08/07)

書 名『遥かなる未踏峰(上下)』>
著 者ジェフリー・アーチャー
出 版 社新潮文庫(H23.1.1発行)
感 想 永遠の謎、ジョージ・マロリーは未踏峰のエベレストに登頂したのか。
本書はマロリーを主人公とした英国登山隊のエベレスト初登攀を巡る物語。
奥さんルースとの手紙のやり取りがとても良い。
また、ルースがスコット未亡人へ夫のエベレスト行きを相談する。スコット未亡人の回答は、自分の妻にも読んで欲しい。
山岳描写はイマイチですが、古き良き英国とその時代の登山は面白いです。(2011/02/05)

書 名『春を背負って』>
著 者笹本 稜平
出 版 社文藝春秋(2011年5月30日第1刷発行)
感 想 笹本稜平の連続短編小説。奥秩父の山小屋を引き継ぐことになった亨。そこに、ホームレスや自殺未遂のOLなどが集まってくる。
人とのふれあいがほのぼのと綴られていきます。(2011/06/26)

書 名『光の山脈』
著 者樋口 明雄
出 版 社ハルキ文庫(2008.5.18第二刷発行)
感 想 樋口明雄のハルキ文庫第2弾。
現代のマタギと乱開発を行うやくざとの抗争を軸としているが、主人公ロッタの自然との対峙がとても良い。
物語が急テンポで進んでゆくが、最後はほのぼのとしたハッピーエンドで救われました。(2010/10/25)

書 名『氷結の森』
著 者熊谷 達也
出 版 社集英社文庫(2010.1.25第1刷発行)
感 想 山岳小説ではないが、マタギが主人公なのでここに掲載します。
熊谷達也の「森」シリーズの「マタギ」三部作の最終巻。
これまでの『邂逅の森』や『相克の森』も良かったですが、本書もとても良い。
主人公の矢一郎の性格が清々しい。
樺太の自然と彼を取り巻く人物達が魅力的だ。
熊谷達也、恐るべし。(2011/01/21)

書 名『氷原 非情のブリザード』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫(昭和55年4月25日発行)
感 想 新田次郎の短編集。
南極大陸を舞台にするものから、私小説的な話まで、面白いお話が9編収められています。改めて新田次郎の才能を知る一冊です。
個人的には「火山群」と「春紫苑物語」が好きです。公害を題材とした「神通川」や「風の墓場」もとても良い感じで話が進んでいきます。通勤で退屈な人にお薦めの一冊です。
収録作:『氷原』、『非情のブリザード』、『火山群』、『虹の人』、『三つの石の物語』、『神通川』、『風の墓場』、『春紫苑物語』、『高原の憂鬱』(2009/07/01)

書 名『氷壁』
著 者井上 靖
出 版 社新潮文庫(平成15年6月30日86刷)
感 想 何度も名前を聞く小説でありながら、まだ読んだことが無かった。
NHKでは現代の設定でドラマ化もされている。山岳小説というと必ず名前が出てくる本であるが、これは恋愛小説だろう。切れたザイルの謎を追うあたりは推理小説っぽくなっている。
新田次郎の小説もそうだが、昔の登山家はタバコを好む人が多く出てくる。いまでは、山でタバコをすっていると白い目で見られてしまう。タバコと山は小説だと格好よくマッチしているのに。(2009/11/21)

書 名『ファントム・ピークス』
著 者北村 一光
出 版 社角川文庫(平成22年12月25日初版発行)
感 想 突然、北アルプスの麓の街を襲う神隠し。
その正体は何なのか。
ありえないがありそうな話の展開で、はらはらと緊張感が続く。
一気に引き込まれてしまう、面白い本です。
残念なのは、著者がこの一冊で他界してしまったこと。もっと、沢山の作品を残して欲しかった。(2011/3/5)

書 名『風雪の北鎌尾根・雷鳴』
著 者新田 次郎
出 版 社新潮文庫(昭和60年2月5日13刷)
感 想 新田次郎の山岳小説短編集。13の物語が詰まっている。ヨーロッパ物も面白いが、やはり気象の知識をふんだんに使った山岳小説が読み応えある。
【収録作】吉田の馬六、霧の中、寒冷前線、三つの遭難碑、古城、雷鳴、黒い雪の夢、風雪の北鎌尾根、モルゲンロート、雨の北穂小屋、牧草地の初雪、チロルのコケモモ、風が死んだ山(2008/12/26)

書 名『富士山頂』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫(1987年4月15日第12刷)
感 想 今ではなくなってしまった、富士山頂の気象観測レーダー。
これを作るまでの男たちのドラマ。これは、「プロジェクトX」でも取り上げられたが、作者自身がかかわっていただけに、リアリティがあり面白い。
山岳小説とはまた違った味がある。仕事に誇りと生きがいを持てた時代のサラリーマン達の活躍に心が躍る。仕事に疑問を感じている方、お勧めの一冊です。(2008/12/26)

書 名『富士に死す 新装版』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫(2004年5月10日新装版第1刷)
感 想 富士山の富士講をテーマにした物語。
富士講の中興の祖である身禄を主人公にした物語だ。江戸時代の風情や富士登山の状況などが目に浮かぶ面白い本。近年、富士登山者数がとても増えているようだが、是非、一読をお薦めしたい。(2009/02/26)

書 名『腐食の構造』
著 者森村 誠一
出 版 社双葉文庫(1996年11月15日第1刷発行)
感 想 双葉社文庫の「日本推理作家協会賞受賞作全集」で読みました。
山岳ミステリとして有名な本書。舞台は、北アルプスでの登山をきっかけに進む。山のみならず、政治家と商社、原発研究者とどんどん広がってゆく。
犯罪のきっかけは、男女関係と単純なのですが展開が面白い。(2011/04/16)

書 名『芙蓉の人』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫(2008年9月5日第30刷)
感 想 高校生のころ、新田次郎の著書は殆ど読んだと思っていたが、この本は読んだ記憶がない。
厳冬期の富士山に初めて登頂し、冬季の気象観測を行った野中到とそれを支えた千代子の物語。千代子は文明開化の明治期にふさわしい、強くたくましい女性だ。
この明治女性のながれが今も連綿と続いており、女性がたくましい現代社会になっているのだろう。富士山での気象観測に私財をなげうって取り組んだ野中の生き様もすさまじい。
「国のために」と死をとして取り組めた時代、人がいたことを忘れてはならない。(2009/01/24)

書 名『冬山の掟』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫(1990年7月5日第12刷)
感 想 冬山の遭難を描いた10話の短編。
久しぶりに読んだが、最初に読んだのは高校3年生の時、1991年だったことを思い出した。初めて単独で冬の愛鷹山縦走を行った。
その直前に読んだのがこの短編集で『愛鷹山』で位牌岳で男女が死んでしまう物語を読んで、この山に登りとても心細くて怖い思いをした。解説によると、『山男に悪人はいない』、『山女に美人はいない』という「登山神聖論」に挑んだ作だという。しかし、最近の混んだ山の現実を見ると常識の無い人が多いように感じる。特に混雑した山小屋は凄い状態だ。結局は、社会の延長である山。こんなサスペンスがあっても良いのでは。山登りを神聖なものだと思っている方にお薦めの一冊です。
収録作:『地獄への滑降』、『霧の中で灯が揺れた』、『遭難者』、『冬山の掟』、『遺書』、『おかしな遭難』、『霧迷い』、『蔵王越え』、『愛鷹山』、『雪崩』(2008/12/12)

書 名『冬のデナリ』
著 者西前 四郎
出 版 社福音館文庫(初版2004.2.20)
感 想 1967年に世界で始めて厳冬期のアラスカ・デナリ峰(マッキンリー)に登頂した国際登山隊の活躍。
5カ国8名の中でただ一人の日本人として参加した西前四郎が「児島次郎」を主人公に小説風に綴っていく。
誰もが成功を疑問視し、計画段階から苦労をするが厳冬期に3名が登頂し辛くも生還する。
冬のデナリは植村直己や山田昇もその後挑戦し消息を絶っている。いかに困難な登山だったのかがリアルに綴られた一冊です。登山隊のその後も面白いです。(2010/5/9)

書 名『分水嶺』
著 者森村 誠一
出 版 社中公文庫(2003年4月25日初版発行)
感 想 読み進めて、昔に読んだことがあったと思い出した。
学生時代にパートナーを組んだ男たちが社会人になり、分水嶺を分けるように違う道を歩き出す。一方は研究者として成功の道を歩むが、開発するものは兵器だった。
ついに化学兵器の製造に着手し、人体実験を行ってゆく・・・
山の描写はあまり多くないですが、八ヶ岳で再び遭難しかける友を助けます。(2011/5/20)

書 名『北壁の死闘』
著 者ボブ・ラングレー
出 版 社創元ノヴェルズ文庫(第21版1999.3.26)
感 想 ずっと古本屋で探し続けていてようやく出会うことができた。
外国人作家の冒険小説ってこれまであまり面白いものがないように思っていた。 この『北壁の死闘』は面白すぎる。
クライミングの描写も良いし、人間関係の描写も良い。また、最後がほのぼのとして素晴しい。
大戦中に新兵器開発のための特殊作戦に参加するシュペングラー。任務を明かされないまま、登攀のトレーニングに入っていく。 そして明かされた任務は、絶対不可能と思われるものだった。
厳冬期のアイガー北壁を舞台に繰り広げられる戦闘。そこにも山男達の友情がある。(2010/5/25)

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マ行

書 名『マークすの山』(上・下)
著 者高村 薫
出 版 社講談社文庫(2003.1.24第1刷発行)
感 想 高村薫のサスペンス小説。
南アルプスの北岳がキーとなってストーリーが展開していく。
犯罪者マークスを追っていく刑事。過去の山岳部仲間で現在の社会エリートたちの過去の犯罪が現在進行形の犯罪とシンクロしていく。
展開にぐいぐいと引き込まれていく。
昔も読んだのに全然覚えていなかった。(2014/09/07)

書 名『迎え火の山』
著 者熊谷 達也
出 版 社講談社文庫(2004.8.15)
感 想 熊谷達也の伝記ホラー小説。
これまで読んだ『邂逅の森』『相剋の森』『ウェンカムイの爪』などとは異色の作品だ。
舞台は東北地方であるが、ストリーは内田康夫シリーズのように歴史と現代とがつながっていく。ちょっとありえないながらも、どこかでありそうだと思ってします内容です。 主人公工藤が活躍する続編が出たら面白いかなと思います。
山登りをしているときに、ふっと冷たい空気を感じることがある。 単独登山がちょっと怖くなりそうな一冊です。(2010/02/28)

書 名『三つの嶺』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫(1987年4月30日第11刷)
感 想 これは、学生時代に読んだ記憶が無いので初めて読む本だと思う。
双子の兄弟と、イタリア人の妹の3人の成長のドラマ。
小学校から、高校、大学へと進み登山に打ち込んでいく。最後は、感動的な兄弟愛です。うちも、兄弟でクライミングに打ち込んでいたら、今と違った生活があったかも知れない。高校生時代に読んで起きたかった。(2009/05/31)

書 名『密閉山脈』
著 者森村 誠一
出 版 社中公文庫(2003年5月25日初版発行)
感 想 北アルプスK峰でアルピニストがSOSを出す。
K2と女性を巡り二人の山男の友情が狂いだす。
山を密室に見立てての謎解きが面白い。
果たして真相はどうなのか・・・(2011/04/02)

書 名『未踏峰』
著 者笹本 稜平
出 版 社詳伝社(平21年11月5日初版第一刷発行)
感 想 笹本稜平のヒューマンドラマ長編。
それぞれの事情を持って三人の若者が八ヶ岳の山小屋でであう。
小屋のオヤジ、パウロさんに出合いヒマラヤの未踏峰を目指してゆく。
彼らのその後の成長が読みたい。是非、続編を書いて欲しいです。(2011/06/19)

書 名『未踏峰』
著 者笹本 稜平
出 版 社詳伝社文庫(平成24年5月20日初版第一刷発行)
感 想 笹本稜平のヒューマンドラマ長編の文庫本。
文庫本が出て読み返してみたけど、やっぱり良いですね。
ほのぼのした青春小説という感じで。やはり続編が読みたい。
(2014/09/079)

書 名『未踏峰 上・下』
著 者森村 誠一
出 版 社徳間文庫(2010.6.15初版)
感 想 森村誠一の長編。
『未踏峰』という表題で、上下巻の長編小説だが、山岳を舞台とする場面は案外少ない。
大学時代に八ヶ岳で知り合った男女8名の青春と成長を描く青春小説だろう。
小説自体はとても面白いです。(2010/10/30)

書 名『棟居刑事 悪の山』
著 者森村 誠一
出 版 社角川文庫(平成11年4月25日初版発行)
感 想 棟居刑事シリーズ。
東京での自殺事件が、大きく広がっていく。
父と子、政界、財界を巻き込む大きな事件に発展していく。
なかなか楽しめます。(2010/11/03)

書 名『棟居刑事の純白の証明』
著 者森村 誠一
出 版 社中公文庫(2009.4.25初版)
感 想 棟居刑事シリーズ。
東京での自殺事件が、大きく広がっていく。
父と子、政界、財界を巻き込む大きな事件に発展していく。
なかなか楽しめます。(2010/11/03)

書 名『棟居刑事の青春の雲海』
著 者森村 誠一
出 版 社中公文庫(2010年10月25日初版発行)
感 想 棟居刑事シリーズ。『純白の証明』『青春の十字架』と共に「山岳三部作」の一つとされている。
身元不明のホームレスの死から事件は発展してゆく。
失踪した出版社社長、売れっ子の作家と様々な事件がつながってゆく。アパートの住人たちによる復讐劇も面白い。(2011/06/11)

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ヤ行

書 名『約束の地』
著 者樋口 明雄
出 版 社光文社(2008年11月25日初版第一刷発行)
感 想 八ヶ岳、南アルプスの麓に転勤してきた環境省キャリア官僚の葛藤。
野生鳥獣保全管理センター(WLP)を舞台にした野生動物と人間、人間同士の対立と協調の物語。
環境破壊により突然変異した寄生虫。寄生虫に蝕まれてゆく山の主。主を追い続ける老齢猟師。ヒステリックな動物愛護団体。さらに同僚の不審死がからみ犯人探しが始まってゆく。
『男たちの十字架』『光の山脈』に続く南アルプスを舞台にした小説です。(2011/03/26)

書 名『夜叉神峠死の起点』
著 者太田 蘭三
出 版 社講談社文庫(2008年8月12日第1刷発行)
感 想 ご存知、北多摩署のウマさんが大活躍。

独自捜査で上司に嫌味を言われるもどこ吹く風。
カニさんのバックアップで忍び窃盗犯とのコンビで犯人を追い詰めていく。
このシリーズでは初めて読みましたが面白かったです。(2011/07/02)

書 名『山が見ていた』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫(1989年3月15日第9刷)
感 想 高校生のときにはまって、新田次郎を集めまくった。本書も高校時代に読んでいるが、すっかり内容は忘れてしまっているので再び読み返した。
山岳小説ではなく、サスペンスの短編がつまっている。どきっとする怖い内容がたくさん詰まっている。新田次郎の著書の中では時代小説、山岳小説が好きだがこんな短編もたまには良い。
たしか、山岳小説でもサスペンスものがあった。まだ読んでない本も買って読み進めたい。(2008/12/09)

書 名『山がわたしを呼んでいる!』
著 者浅葉 なつ
出 版 社メディアワークス文庫(2011年8月25日初版発行)
感 想 山小屋でのアルバイトを押し付けられてしまった女子大生のあきら。
山のド素人が、山小屋での人とのふれあいを通しながら成長していく物語です。
ライトな小説ながら、山小屋や遭難対策、そして山を楽しむ魅力が織り込まれており、これから山を始めてみたい人や山ガールにお薦めの一冊です。(2011/12/4)

書 名『槍ヶ岳開山』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫(1979年10月1日第5刷)
感 想 映画、『剱岳』を見て、この『槍ヶ岳開山』を読んでみた。
どちらもはじめての登頂を目指すのだが、中身はちょっと違う。高校生のとき、登山競技ではペーパーテストがあった。その問題で、播隆上人の名前が確か出てきた記憶がある。しかし、この本は読んだことが無かった。
農民が百姓一揆を経て僧侶になり、笠ヶ岳の再興、槍ヶ岳開山へ取り組んでいく、播隆上人の半生の物語です。心に迷いがある人、自殺を考えてしまう人にお薦めの一冊です。一心不乱にいきることが大事です。(2009/06/25)

書 名『誘拐山脈』
著 者太田 蘭三
出 版 社祥伝社文庫(平成12年2月20日初版第一刷発行)
感 想 本書が太田蘭三の著書で初めての本になる。古本屋さんでタイトルを見て手に取った本だ。
推理小説の舞台が山なんだろうな、程度の感じで読み出したのだが、これがなかなか面白い。
奥多摩、奥武蔵、大菩薩、会津などいろんな場所を舞台に物語が進んでいく。最初の展開は「ちょっと無理があるのでは」と思いつつも、その後の物語の展開に引き込まれてしまった。また、この人の作品を読んでみたいと思います。推理小説好きの人、山が好きな人にお薦めの一冊です。(2009/08/13)

書 名『雪のチングルマ』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫(1983年06月30日第3刷)
感 想 新田次郎の山岳遭難を主題とする短編集
いずれもミステリー形式に書かれていて短編ながらも読み応えのあるものだ。 改めて、新田次郎の文才に驚かされる。
収録作
 『雪のチングルマ』、『羽毛服』、『コブシの花咲く頃』、『春富士遭難』、『赤い徽章』(2010/7/31)

書 名『雪の炎』
著 者新田 次郎
出 版 社文春文庫(1980年3月25日第1刷)
感 想 雪山でのリーダーの死をめぐり展開するサスペンス。
昔読んだ本だったが、まったく記憶に残っていなかった。
山が舞台の小説だ。山岳パーティーという閉ざされた社会で起こった事件を通して、国際産業スパイやさまざまな出来事が交差していく。なかなか面白い本で、引き込まれてしまいました。(2008/12/24)

書 名『誉生の証明』
著 者森村 誠一
出 版 社光文社文庫(2007年11月1-日2刷発行)
感 想 本書は山岳小説ではないものの、八ヶ岳山麓の山荘を舞台とするので、書棚に納めます。
本作品、バスの転落事故で一命を取り留めた人たちが、山荘で第二の人生を歩みだす。そこへ、隣人として新興宗教団体が入ってくる。
前半生で痛めつけられた人たちとつながってゆき、連帯して悪に立ち向かってゆく。とても面白い冒険小説のようです。(2011/06/10)

書 名『呼ぶ山』
著 者夢枕 獏
出 版 社メディアファクトリー(2012年4月30日初版第一刷発行)
感 想 短編8編が収録されている。
結構夢枕獏っぽい作品が多かった。個人的には最後の『歓喜月の孔雀舞』が幻想的で気に入った。
【収録作】深山幻想譚、呼ぶ山、山を生んだ男、ことろの首、霧幻彷徨記、鳥葬の山、髑髏盃、歓喜月の孔雀舞 (2012/09/26)

 

ワ行

書 名『鷲ヶ峰物語』
著 者新田 次郎
出 版 社講談社文庫(昭和57年1月15日第1刷)
感 想 新田次郎の短編集
「鷲ヶ峰物語」はミステリ作品で面白かった。
どの作品もとても良いです。
収録作
 『鷲ヶ峰物語』、『谷川岳春色』、『万治の石仏』、『「妙法寺記」原本の行方』、『大地震の生霊』 (2010/08/16)

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ノンフィクション・エッセイ

ア行 『ああ南壁』 『アルプスの空の下で』 『行きぬくことは冒険だよ』 『生き残る技術』 『一歩を越える勇気』 『凍てる岩肌に魅せられて』 『いのちの代償』 『いまだ下山せず!』 『岩・雪・アルプス』 『植村直己、挑戦を語る』 『喪われた岩壁』 『エベレスト登頂請負い業』 『エベレストに死す』 『エベレスト・ママさん-山登り半生記-』 『大いなる山 大いなる谷』 『狼は帰らず』 『落ちこぼれてエベレスト』 『俺は沢ヤだ!』 
カ行 『甲斐駒ヶ岳の東西南北』 『彼方の山へ』 『彼ら挑戦者』 『岩壁よ おはよう』 『北八ヶ岳 黒百合ヒュッテ』 『偽善エコロジー-「環境生活」が地球を破壊する』 『クライマー』 『クライミング・フリー』 『グランドジョラス北壁』 『K12峰遠征記』 『K2に憑かれた男たち』 『幻想のヒマラヤ』 『五〇歳から再開した山歩き』 
サ行 『サバイバル登山家』 『サバイバル-人はズルなしで生きられるのか』 『サハラに死す』 『山岳遭難の構図』 『山頂に立つ』 『狩猟サバイバル』 『死のクレバス-アンデス氷壁の遭難』 『森林からのニッポン再生』 『垂直の上と下』 『垂直に挑む』 『垂直の記憶』 『精鋭たちの挽歌』 『生還-山岳遭難からの救出-』 『青春を山に賭けて』 『雪煙をめざして』 『続・生と死の分岐点』 『空飛ぶ山岳救助隊』 『空へ』
タ行 『確かに生きる』 『単独行』 『ダンプ、山を行く』  『凍』 『ドキュメント 滑落遭難』 『ドキュメント 気象遭難』 『ドキュメント 山の突然死』 『ドキュメント 雪崩遭難』 『ドキュメント 道迷い遭難』 『ドキュメント 単独行遭難』 『登山の法律学』 『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』
ナ行 『なんで山登るねん』 『続 なんで山登るねん』 『続々 なんで山登るねん』
ハ行 『長谷川恒夫-虚空の登攀者』 『初登攀行』 『果てしなき山行』 『ヒマラヤに挑戦して』 『ヒマラヤを駆け抜けた男』 『百年前の山を旅する』 『風説のビヴァーク』 『富士山を汚すのは誰か』 『冒険と日本人』 『冒険物語百年』 『北壁からのメッセージ』 『北壁に舞う』 『星と嵐』 『穂高を愛して二十年』 『本多勝一はこんなものを食べてきた』
マ行 『マッキンリーに死す』 『マッターホルンの空中トイレ』 『マッターホルン北壁』 『ミニヤコンカ奇跡の生還』 『無酸素登頂8000m14座への挑戦』 『梅里雪山(メイリーシュエシャン)十七人の友を探して』 『みんな山が大好きだった』
ヤ行 『山靴の音』 『山小屋主人の炉端話』 『山小屋はいらないのか』 『山の人生』 『山書の森へ』 『山の軍曹カールを駆ける』 『山の社会学』 『山の遭難』 『山の遭難生きた、還った』 『山登りの作法』 『山は真剣勝負』 『山は晴天』 『山を考える』 『四度目のエベレスト』
ラ行 『リーダーは何をしていたか』 『レスキュー最前線』
ワ行 『わが岩壁』 『われ生還す』

 

ア行

書 名『ああ南壁-第二次RCCエベレスト登攀記』
著 者藤木 高嶺
出 版 社中公文庫(1997.6.18発行)
感 想 第2次RCC隊のエベレスト南西壁登山隊の記録
著書はRCC創立者藤木九三氏の子息で、同隊に朝日新聞特派隊員として参加した藤木高嶺氏。
これまで中公文庫で、加藤保男、長谷川恒夫、森田勝氏らの書いた本を読んできたが、新聞記者の視点から書かれた本書も面白い。(2010/6/27)

書 名『アルプスの空の下で』
著 者近藤 等
出 版 社中公文庫(昭和55年6月10日)
感 想 フランス語山岳文学の翻訳家でもあるが、自らもアルピニストである近藤等の登山記録文書。
この時代の日本人の底力や風格は今の日本人からは想像も付かない。
レビュファを初めとするフランス人との人間関係があって素晴しい登攀を続けてきた。
旅の恥はかき捨てといった感じの現在の旅行者にも読んでもらいたい一冊だ。(2010/6/27)

書 名『生きぬくことは冒険だよ』
著 者長谷川 恒男
出 版 社集英社文庫(1998年3月25日第1刷)
感 想 長谷川恒男の冬期三大北壁登攀日誌に講演録やウルタルII峰での無線通信録をまとめた一冊。
奥さんのあとがき、文庫版あとがき、夢枕獏の解説まで全てが良いです。
惜しい人を短命で亡くしてしまった。彼が生きていればいまの山ブームも違ったものになっていたのでは。
よく見ると私の父と同じ歳でした。(2011/03/09)

書 名『生き残る技術-無酸素登頂トップクライマーの限界を超える極意』
著 者小西 浩文
出 版 社講談社+α新書(第1刷2009.12.20)
感 想 無酸素で8,000m14座登頂を目指す登山家小西さんが、登山の経験からビジネス・マネージメントを指南する一冊。
心をいかにコントロールするかが、生死を賭ける瞬間には大切だと説く。限界を超えるために、自己はどうあるべきか、いかにチームを作るか、リーダーシップはどう発揮するべきか。
納得できる部分と、できない部分がありますが、登山を続けていてみて人生に通じるところは多々あると思います。
今の仕事に悩んでいる方、読んでみてはいかがでしょうか。(2010/4/25)

書 名『一歩を越える勇気』
著 者栗城 史多
出 版 社サンマーク出版(第7刷2010.2.10)
感 想 普通の青年が、大学3年生のときに単独で北米大陸最高峰のマッキンリーに向かうところから物語はスタートする。
マッキンリーを皮切りに、南米大陸のアコンカグア、ヒマラヤのチョ・オユー、マナスル、ダウラギリを次々と登ってゆく。
162cm、60kgの普通の青年の苦悩と挑戦が綴られてゆく。
『成功の反対は何もしないこと』、失敗を恐れず踏み出す一歩が大切だ。
野口も栗城も、一歩を踏み出す勇気と行動力があるからこそ、普通の人と違うのだと思う。
彼の今後の活動に期待したい。 (2010/4/4)

書 名『凍てる岩肌に魅せられて』
著 者小西 政継
出 版 社中公文庫(1998.7.18発行)
感 想 鉄人、小西政継の中公文庫4冊目の作品
彼の半生が凝縮された一冊。
これを学生時代に読んでいたら、私の山人生も違っていたかも知れない。
己に強く生きる山男の生き様が清々しいです。(2010/12/21)

書 名『いのちの代償』
著 者川嶋 康男
出 版 社ポプラ文庫(2009.9.15)
感 想 北海道の大雪山系で大学山岳部が陥った遭難を描いたドキュメント作。
唯一の生き残りだったリーダー野呂幸司の半生を描いた作品。
高校山岳部から、大学山岳部へ入り山岳部のあり方に疑問を抱き、山岳部の改革に取り組むあたりは、自分に重なるところが多かった。唯一の生き残りとして、遺族との関係や凍傷により足を切断したあとの半生はすさまじいものがある。
もし、自分が遭難したらと考えるといろいろと心に沁みることが多かった。
本当にエネルギッシュで逞しい人だと思う。
それが、山男だとすると、自分ももっと逞しく生きなければと反省してしまう。(2010/3/9)

いまだ下山せず! 書 名『いまだ下山せず!』
著 者泉 康子
出 版 社宝島SUGOI文庫(2009.8.20)
感 想 1987年に北アルプス槍ヶ岳を目指した3人の登山パーティが消息を絶った。
そこから、彼らが所属する山岳会「のらくろ岳友会」を中心に懸命の捜索活動が展開されてゆく。
本書は、山岳会を中心に遭難者のたどった足跡の分析から、捜索活動後までを追っていくドキュメンタリーでありながら、謎解きのミステリーの要素をふんだんに含んでいる。 また、雪崩についても考察がされており、雪山登山を行う人にはお薦めの一冊です。(2010/3/14)

書 名『岩・雪・アルプス』
著 者藤木 九三
出 版 社中公文庫
感 想 1920年代のヨーロッパアルプスの紀行と北アルプスの山行記録が収められている。
今でこそ、登山は大衆スポーツとなり100名山を目指して多くの人がやまに登っており、また、ヨーロッパなどもツアーでトレッキングをはじめ様々な商品が販売されている。
著者は第一次RCCで活躍をしており、登った時期はまさに日本登山の黎明期で加藤文太郎などが活躍をした時代だ。当時の登攀技術や風景がいきいきと記されている。様々なシーンでパイプを燻らすのも、紳士のスポーツとして始まった登山が垣間見られる。(2009/10/25 )

書 名『植村直己、挑戦を語る』
著 者文芸春秋編
出 版 社文春新書
感 想 植村直己と著名人との対談集。
久しぶりに植村の書籍を読んだが、改めて彼の人間性や控えめな性格などが垣間見られた。私と同じ誕生日で10歳を迎えたときに彼はマッキンリー冬季初登頂を成し遂げそのまま消息を絶ってしまった。
彼の書籍に影響を受け登山を始めたのが昨日のように思い出される。これからも自分なりの楽しめる登山を続けて行きたい。(2006/06/24)

書 名『喪われた岩壁』
著 者佐瀬 稔
出 版 社中公文庫(2007/5/30再版)
感 想 佐瀬の本で、森田勝を取り上げた『狼は帰らず』、長谷川恒夫『虚空の登攀者』、山田昇の『ヒマラヤを駆け抜けた男』の3冊が同じく、中公文庫から出ている。
本書は青春群像として、第二次RCCの設立にかかわった男達が取り上げられている。 いつ死ぬかもわからない戦争の合間に、岩壁に命をぶつける男たち。 岩登りに新たな風を吹き込んでゆく。
そして、第二次RCCとしての集結。
戦後のクライミング史が実在の人物を通して綴られてゆく。今では当たり前になっている岩のグレーディングやボルトなどの歴史もわかる。
クライマー一読の書です。
個々のクライマーを取り上げた本よりも本書の方が個人的には楽しかった。(2010/04/01)

書 名『エベレスト登頂請負い業』
著 者村口 徳行
出 版 社山と渓谷社(2011年4月30日初版第1刷発行)
感 想 映像カメラマンである著者が、登山者に同行して登ったエベレストを分析し、どのように登ると良いのか、タクティスと共に説明する。
エベレスト登山や高所登山を計画している人は、タクティスの組み方の参考にいかがでしょうか。
どちらかというと『四度目のエベレスト』(小学館文庫)の方が面白かった。(2011/11//09)

書 名『エベレストに死す - 天才クライマー加藤保男』
著 者長尾 三郎
出 版 社講談社文庫(昭和62年9月15日第1刷)
感 想 長尾三郎の『死す』三部作の一つ。
エベレストサミッター三冠王の加藤保男の生涯を追ったドキュメンタリー。
大学1年のときに、この「死す」三部作を読んで大きな衝撃を受けたことを覚えている。
加藤保男は世界で初めてエベレストを南北から登頂し、さらに厳冬期に単独登頂を果たし三冠王を手中にする。
3度共に、山頂近くで前人未踏のビバークを行う。
しかし、3度目は無事に戻ることが無かった。
33歳という若さでエベレストに永眠した加藤の人柄、生き様が活き活きと書かれたドキュメンタリーです。 (2010/09/05)

書 名『山登り半生記-エベレスト・ママさん』
著 者田部井 淳子
出 版 社新潮文庫
感 想 日本人女性で初めてのエベレスト・サミッターでNHKの趣味悠々などでも講師をしているのは知っていた。
しかし、著書などは読んだことが無かった。古本屋で見つけた文庫を買ってみた。
子供時代から、女学生になり山にのめりこんでいく様子がとてもいきいきと書かれている。その後、アンナプルナIII峰に登り、エベレストへとつながっていく。遠征での人間関係などもリアルに書かれている。今でこそ、エベレストもツアーの対象になってしまったが、当時の登攀はやはり凄かったのだと思う。当時からも、現代でも、やはり女性は強いです。(2009/10/30)

書 名『大いなる山 大いなる谷』
著 者志水 哲也
出 版 社新潮文庫
感 想 白山書房この本は、大学1年のときにJECCの集会に見学に行った際に著者からいただいた本だと記憶している。
学生時代は、この本を読んで大縦走にあこがれた思いがある。再び読み返してみると、青春の苦悩や山を中心とした生活への憧れなど、自分とも重なるところが多く、感慨深い。本書は黒部流域の遡行図としても大活躍します。青春の頃の気持ちを思い出したい方へお薦めの一冊です。
黒部の沢のガイドとしても貴重な一冊です。(2009/10/04)

書 名『狼は帰らず-アルピニスト・森田勝の生と死』
著 者佐瀬 稔
出 版 社中公文庫
感 想 登山家森田勝の生涯を追った一冊。
彼の岩への執着は凄いものがある。
登山を見付けた彼は、社会からはずれ登山へとのめりこんでいく。ここまでの生き方は並の人にはできないのではないか。
長谷川恒夫と競ったグランドジョラス。2度目の挑戦で帰らぬ人になってしまう。
今の時代、彼のようなクライマーがいるのだろうか。
人生を太く短く生き抜いた人だったと思います。(2009/12/12)

書 名『落ちこぼれてエベレスト』
著 者野口 健
出 版 社集英社文庫
感 想 彼の本、文庫化もされていたんですね。
久しぶりに読みましたが、この前向きなメッセージが良いですね。学校などでも講演をしているようですが、子供たちは彼の話を聞いたら目がキラキラじゃないでしょうか。
エベレスト以外のアコンカグアやヴィンソンマッシフがさらりと流されているのがちょっと残念。彼の別の本も読んでみようかな。(2008/08/12)

書 名『落ちこぼれてエベレスト』
著 者野口 健
出 版 社集英社文庫
感 想 久しぶりに読んだ。と思ったら、半年前2008/08/12にもこの本を読んで書いていたい。う〜ん、記憶力がどんどん落ちているのか・・・・
あの大学生の頃にもどりた。楽しい山岳部生活だった。(2009/02/21)

書 名『俺は沢ヤだ!』
著 者成瀬 陽一
出 版 社東京新聞出版局(初版2009.3.23
感 想 沢の素晴しさにはまり込んでしまった男の生き様。
滝を求めて山を駆け抜ける。
時には国境すら越えて、台湾、韓国、中国と沢を求め続ける。
沢登りの楽しみ方の奥深さを思い知らされる一冊。
のんびりと山女を釣りながらの沢も好きですが・・・(2010/06/27)

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カ行

書 名『甲斐駒ヶ岳の東西南北』
著 者山崎 茂男
出 版 社山梨ふるさと文庫(2008.5.12発行)
感 想 須玉に住む著者が甲斐駒ヶ岳を様々なルートで紹介する。
また、周辺の山々や歴史などにも触れられた一冊。
いろいろなルートから登りたくなるし、甲斐駒ヶ岳をもっと知りたくなります。(2010/12/4)

書 名『彼方の山へ』
著 者谷 甲州
出 版 社中公文庫(2000年6月25日発行)
感 想 谷甲州のエッセイ。
中公文庫にはそうそうたる山岳シリーズがあるが、谷甲州もここに加わった。
彼の小説とは違う青春登山記だ。
青年海外協力隊に参加してのネパールでの活動からクン峰への登山など、彼の小説の背景がうかがえる一冊。 (2010/11/6)

書 名『彼ら挑戦者-新進クライマー列伝』
著 者大蔵 喜福
出 版 社東京新聞出版局(1997年3月21日初版発行)
感 想 これからの登山界を背負っていくであろう「挑戦者」を取り上げた一冊。
初版の1997年から15年がたった今でもここで取り上げられた多くの登山家が活躍している。
大蔵氏の先見の銘が光っているところであろう。
本文中に私も登場していたのは知らなかった。
これから山を始めたい人に、こんな世界もあるのだと知っていただきたい一冊です。 (2012/1/3)

書 名『岩壁よ おはよう』
著 者長谷川 恒夫
出 版 社中公文庫(昭和59年7月10日発行)
感 想 冬季アルプス三大北壁の単独登攀を達成した長谷川恒男の自伝。
15歳から26歳までの青春の記録が清々しい。
(2010/11/6)

書 名『クライマー -登山界の寵児・吉尾弘と若き獅子たちの闘い』
著 者高野 亮
出 版 社随想舎(1999.9.1第1刷発行)
感 想 天才クライマー吉尾弘の半生を追った本。
この時代の初登攀争いなどの中で、どのようにアルピニズムを追いかけてきたのかが良くわかる。
また、その後の登山の発展への尽力など、同時代のクライマーの中でも吉尾は一頭地抜き出ている。
面白い一冊です。(2011/01/22)

書 名『クライミング・フリー』
著 者リン・ヒル
出 版 社光文社文庫(2006年12月20日初版第1刷発行)
感 想 天才クライマーであるリン・ヒルの半生を振り返った一冊。
日本国内もそうですが1970年代はクライミングは開拓の全盛期だった。その中でフリーにこだわり、ビックウォールを登ってきた彼女は凄い。
男女を通じて常にトップを走ってきて、現在もママさんクライマーとして活躍している。凄すぎ!!(2011/06/27)

書 名『北八ヶ岳 黒百合ヒュッテ』
著 者米川 正利
出 版 社山と渓谷社(2008年6月15日初版第一刷発行)
感 想 北八ヶ岳にある黒百合ヒュッテ。
夏は多くの登山者でにぎわっている。
小屋ができるまでの苦労や、小屋での登山者とのふれあいなどが良くわかる。
先般、テント泊をしたが訪問前に読んでおけばよかった。 (2010/11/6)

書 名『偽善エコロジー-「環境生活」が地球を破壊する』
著 者武田 邦彦
出 版 社幻冬舎新書
感 想 登山と環境問題は切り離せないため、この書棚に入れてみました。
いまはやっている地球温暖化対策やリサイクル、分別収集などをマスコミが流す視点とは違う角度から解説し、今やっているエコ活動が殆ど役に立たないことを解説している。
大半はうなずける内容だ。動植物からエネルギーを得て生活をせざるを得ない中、何がエコであるのかを一人ひとりがしっかりと考えていく必要がある。
しょせん、マスコミは大企業や役所に都合の良い報道しかしないのだから、自分で考えていくことが大事だと思う。でも、省エネ、節電で家計が助かるのはひとつの入り口としては良いのではないか。
いま、江戸時代の生活様式にはまっていていろいろ読んだりしているが、江戸の生活こそ究極のエコ生活だったように思う。エコに取り組んでいる人は読んでみたら面白本です。(2008/08/23)

書 名『グランドジョラス北壁』
著 者小西 正継
出 版 社中公文庫(第4版1992.5.30)
感 想 山岳同志会による、アルプス三大北壁の一つグランドジョラスの登攀記録。
登攀記録のみならず、グランドジョラス登攀史から始まり小西さんの研究熱心さが伝わってくる。
クライミングの記録も、大寒波に襲われながらもくじけずに少しずつルートを延ばしていく場面は凄い。
登頂を果たすも、4名で27本の指を凍傷で切断するという結果が待っている。
あとがきを植村直己が書いているのも良いです。(2010/06/12)

書 名『K12峰遠征記』
著 者岩坪 五郎編
出 版 社中公文庫
感 想 神田の古本屋で目に留まり買った本。
海外登山が盛んになった1970年代、京都大学のK12遠征隊の記録だ。
面白いのは、鉱物資源調査隊や医学隊が一緒に渡航しており、彼らの活動記録も記録されていることだ。文化や風習などがいきいきと書かれている。
すべての記録が清々しい本でした。
残念ながら、K12峰に初登頂した二人は遭難という結末でしたが、遭難の悲壮さを押さえた遠征記録です。こんな記録もあってよいかと思います。
なくなられたお二人も満足されているのではないかと思ってしまいます。(2009年12月8日)

書 名『K2に憑かれた男たち』
著 者本田 靖春
出 版 社文春文庫(1985年7月25日第1刷)
感 想 K2遠征隊をめぐる男たちの葛藤。この隊で第1次アタックに選ばれず、山を降りてしまった森田勝は有名。そのほかにも個性的なメンバーとその葛藤が描かれている。
もう、こんな大規模な遠征隊が組まれることは無いだろうな。(2011/6/2)

書 名『K2に憑かれた男たち』
著 者本田 靖春
出 版 社文芸春秋(1979年9月30日第1刷)
感 想 前記の単行本。初版本を古本屋で見つけて購入しておいた。(2011/6/2)

書 名『幻想のヒマラヤ』
著 者村井 葵
出 版 社中公文庫(昭和55年5月10日発行)
感 想 未踏峰のローツェシャールへの遠征で起こった遭難劇。
救助活動の後に著者も意識不明に陥ってしまう。
登山活動から遭難、復活までの活動録。
高所登山の実態が余すところ無く記されている一冊。(2010/11/6)

書 名『五〇歳から再開した山歩き』
著 者本多 勝一
出 版 社朝日文庫
感 想 最近、再び本多勝一にはまっている。
まだ、50歳までは20年あるが自分も本格的な登山を再開したいと思い、読んでみた。
山にはそれぞれの楽しみ方がある。これからは、別の楽しみを登山に見出して行きたい。水彩道具を買ったので、絵でも書きながらのんびりと登ってみよう。(2003年頃)

 

サ行

書 名『サバイバル登山家』
著 者服部 文祥
出 版 社みすず書房
感 想 この本には、サバイバル登山のきっかけからが記されている。
自然との付き合い方、山への思いは自分と通じるところもある。しかし、同じことが自分にもできるかというと答えは「否」だろう。
自分は自分の登り方で登山と付き合って行きたい。都会での生活、サラリーマン生活とこのようなハードな登山を両立しているところは見習いたい。
もっと秋から冬、春にかけて大型連休が増えてくれると空いている山に行きやすくなるんだが・・・サラリーマン生活に苦悩している人にお勧めの一冊です。(2008/12/01)

書 名『サバイバル-人はズルなしで生きられるのか』
著 者服部 文祥
出 版 社ちくま新書
感 想 服部さん、すごすぎる!!
まるで忍者服部だ。機械や道具に頼らずに自給を基本に登山をする人のお話です。いろんなところでうなずけてしまった。
俺のやりたい山はこんな感じなんだろうか。最近山で会う人たち、「登山客」「登山者」「登山家」の分類には痛くうなずけてしまう。
俺も学生の頃は単独で「登山家」気取りだったが、最近は一人で山に入っても「登山者」だ。若い頃にやった冒険の印象がとても強く残っているのも同じ。どこかの山で会ったら、ゆっくり語り合ってみたい。
自分は都会でサラリーマンをやっていて良いのか考えてしまう。都会に疲れた方にお勧めの一冊です。(2008/11/11 )

書 名『サハラに死す-上温湯隆の一生』
著 者上温湯 隆 構成:長尾三郎
出 版 社ヤマケイ文庫(2013年2月5日初版第一刷発行)
感 想 大学1年生、18歳のときに講談社文庫版を南米アコンカグアのベースキャンプで読んで、衝撃を受け、涙した。
ずっと、重版されないか待っていたところついにヤマケイ文庫から出版された。
再び読んでみて、上温湯氏の行動力と情熱、70年代の冒険の考え方など改めて感じた。 アフリカでの人々との触れ合いがとても良い。
先日、アルジェリアでテロが発生したばかりだが、当時から日本人が多く活動していたことも改めて知った。
一方で、学生当時ほどの感動がなかったのは、自分が年をとったしまったせいだろうか。(2013/02/02 )

書 名『山岳遭難の構図』
著 者青山 千彰
出 版 社東京新聞出版局(2007/1/23初版発行)
感 想 様々な遭難データを基に、遭難の要因と発生のメカニズム、防止策をといた一冊。山と渓谷社の『ドキュメント遭難』シリーズとはまた違った切り口で分析している。
登山者はまずは最初に読む一冊といえるのではないかと思います。

書 名『山頂に立つル-登山家たちのサバイバル』
著 者クリント・ウィリス
出 版 社扶桑社セレクト(2003年11月30日第1刷)
感 想 山岳小説の中から、良い場面を集めたオムニバス。
読み応えがあり、是非とも原作を読んでみたくなる本です。山岳小説を知るにも良いものだと思います。
最後の「マイナス148度」は西前四郎の「冬のデナリ」とも重なります。両方ともお薦めです。
収録作
 「デヴィルズ・サム」ジョン・クラカワー
 「希薄な空気」グレッグ・チャイルド
 「エヴェレスト」スティーヴン・ヴェナブルズ
 「危険な連絡将校」ジョン・クリマコ
 「冷酷なる大地」ジョー・タスカー
 「ジャイニング・マウンテン」ピーター・ボードマン
 「雪豹」ピーター・マシーセン
 「マイナス148度」アート・デイヴィッドソン(2010/07/25 )

書 名『狩猟サバイバル』
著 者服部 文祥
出 版 社みすず書房(2009.11.25)
感 想 サバイバル登山家、服部文祥の3冊目の本。
渓流釣りから、猟銃を持った冬季サバイバル登山に幅が広がっている。
鹿を撃ちながら、冬の南アルプスを登っていく。現代のマタギのような感じだ。
前書でも触れられていたが、生きること、食べることについて考えさせられる一冊だった。 狩って、殺して、さばいて、食べる。
生きるための普通の行為でありながら、社会では見ることができない行為。
もう一度、食べる、生きるということを考えてみたい。(2010/2/14 )

書 名『死のクレバス-アンデス氷壁の遭難』
著 者J.シンプソン、中村輝子(訳)
出 版 社岩波現代文庫
感 想 ペルーアンデスの未踏峰登山に挑んだ二人。無事に初登頂を果たすが・・・・
下山時に一人が骨折。6,000m級の氷と雪の世界での脱出行が繰り広げられる。氷に口をあけるクレバス、容赦なく吹き付ける風雪。
これがノンフィクションであることが信じられなかった。壮絶な生への執着が、ジョーを助けたのだと思う。低山でも、こんな状況に陥ったら諦めてしまうだろう。登山をする人にお薦めの一冊です。(2009/11/02)

書 名『森林からのニッポン再生』
著 者田中 淳夫
出 版 社平凡社新書
感 想 日本の天然林、自然林、人工林の移り変わりから林業の現状、将来像までがやさしくわかる一冊。林業にはとても興味があるが、時間の流れがゆっくりで自分の代で結果を出すのはとても難しそうだ。森林の性格により生物多様性が違うのは新たな驚きだった。いわゆる「環境原理主義者」にも読んで欲しい一冊だ。人間と自然は調和しながら生きていかないといけない。「環境保護」に興味ある方、マイ箸を持ち歩いてる方にお勧めの一冊です。(2008/11/24)

書 名『垂直の上と下』
著 者小森 康行
出 版 社中公文庫(昭和60年1月10日発行)
感 想 登山ブームに沸いた昭和の登攀記。より困難なルートの開拓に初登攀を争う様子がとても良い。
ベルニナ山岳会からJCCへと移籍し、優秀なクライマー達と次々に新たなルートを開拓していく。当時の様子が活き活きと目に浮かびます。(2010/8/21)

書 名『垂直に挑む』
著 者吉尾 弘
出 版 社中公文庫(第5刷2001/10/5)
感 想 戦後の名クライマー吉尾弘の華々しい登攀記録。
特に、アルピニズムの追求を目指して登っていた男達の生き様が凄い。 また、著書では簡単に書かれているが、日本でも屈指の難ルートを厳冬期にチャレンジしていく姿がすごい。
学生時代に読んでいたら、自分の山登りは大きく変わっていたのではないかと思う。
フリークライミングを始めた人、一読の書です。(2010/4/3)

書 名『垂直の記憶-岩と雪の7章-』
著 者山野井泰史
出 版 社山と渓谷社(初版第9刷2008.11.1)
感 想 日本が世界に誇るトップクライマー、山野井泰史の数々の挑戦の中から7つの山を取り上げたもの。
もっともっと全ての記録を知りたいが、7つの記録だけでも普通の人にはとてもできないものばかりだい。
山野井さんの山への思い、考え方、向かい合う姿勢が良くわかる一冊です。
いま、このようなクライマーはとても少なくなっている。引き続き、頑張って欲しい。 (2010/6/6)

書 名『精鋭たちの挽歌-運命のエベレスト1983年10月8日-』
著 者長尾 三郎
出 版 社山と渓谷社
感 想 副題として「運命のエベレスト 1983年10月8日」と付けられている。
エベレスト登頂に挑んだ日本の2つのパーティー。山岳同志会とカモシカイエティ同人。
片や登頂を果たすが、一方は遭難してしまう。
それぞれのパーティーの半生を追いかけながら運命の日に逼る、長尾三郎の渾身の一冊だ。 (2010/11/6)

書 名『生還-山岳遭難からの救出-』
著 者羽根田 治
出 版 社山と渓谷社
感 想 本書は、実際に発生した遭難をどのように切り抜けて、生還することが出来たかを分析している。
やはり、無知、無理、未経験が大きな理由だろう。
疲労から判断力が低下することも有るが、自分が山へ入るときは、可能な限り緊急時の対策、不測の事態を考慮した上で、計画を立てたい。(覚えてない)

書 名『青春を山に賭けて』
著 者植村 直己
出 版 社文春文庫
感 想 この本、何度読んだだろう。何度読み返しても楽しい本だ。
野口はのこ本を読んで山を始めたが、自分は山を始めてこの本を読んだ。植村にあこがれて年間100日の山行を目指したこともあった。
登山は続けているが、彼には近づけていない。誕生日が同じことに運命を感じているが、偉大すぎます。

書 名『雪煙をめざして』
著 者加藤 保男
出 版 社中公文庫(昭和58年2月10日発行)
感 想 日本人として初めてエベレストをチベット、ネパールと両国から登頂した加藤保男のエッセイ。
エベレストに至るまでの道程が興味深い。
三度目のエベレストに向かう直前に書かれたもので、彼の登山人生が凝縮されている。 (2010/11/6)

書 名『生と死の分岐点』
著 者ピット・シューベルト
出 版 社山と渓谷社(2004/6/30初版第一刷発行)
感 想 山と渓谷社の『ドキュメント遭難』シリーズよりもよりも、多くの具体的な事例を挙げながら登山における安全対策が述べられている。
日本では見ることの無いショッキングな写真などもあり、登山・登攀での安全に対する意識を変えてくれる一冊だと思う。(2010/12/11)

書 名『空飛ぶ山岳救助隊』
著 者羽根田 治
出 版 社山と渓谷社(1998年10月1日第2刷発行)
感 想 遭難関連のドキュメントが多い羽根田氏の一冊。
東邦航空の営業マンでわが国にヘリ・レスキューを定着させたパイオニア篠原秋彦を追ったドキュメント。
厳しい中に優しさを秘める篠原の人柄が良く出た一冊。
安易な救助要請が増えているようですが、登山者には是非、一読いただきたい一冊。(2011/04/02)

書 名『空へ-エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか-』
著 者ジョン・クラカワー  訳:梅津 正彦
出 版 社文春文庫(2000年12月10日第1刷)
感 想 1996年にエベレストで起きた大量遭難を体験した著者による記録。
このときは日本から参加していた難波さんも遭難し、大きく報道された。
観光化されたエベレスト登山の実情が良くわかる一冊。
クライマーであり、ライターでもある著者の文書は引き込まれる。
ヒマラヤにあこがれる人にお薦めの一冊。(2014/09/07)

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タ行

書 名『確かに生きる-落ちこぼれたら這い上がればいい』
著 者野口 健
出 版 社集英社文庫(第1刷2009.06.30)
感 想 野口健の若者へのメッセージ本
彼の生い立ちから、登山経験などを通してどのような目標を持って生きるべきかを説いています。
改めて、自分と似ているところがあるなと感じるが、自分と野口との違いは、「行動力」だと思う。
夢をあきらめず、頑張らねば。(2010/07/11)

書 名『新編 単独行』
著 者加藤 文太郎
出 版 社ヤマケイ文庫(2010.12.5初版第2刷発行)
感 想 新田次郎の『孤高の人』で有名な加藤文太郎の書。
単独行者として、新田次郎作品のイメージが強すぎたせいか、だいぶ印象が違った。
冬期単独登山で様々な記録を残してきた人だが、個人的には松濤明の方が好きです。(2011/01/12)

書 名『ダンプ、山を行く』
著 者高橋 和之
出 版 社中公文庫(初版2003.5.25)
感 想 カモシカスポーツの創業者、ダンプさんの半生を綴ったエッセイ。
山登りから商売のこと、パラグライダーまで波乱万丈の人生が綴られている。
ところどころで奥さんの今井通子さんも登場します。
こんな生き方にあこがれます。(2010/06/05)

書 名『凍』
著 者沢木 耕太郎
出 版 社新潮文庫
感 想 沢木耕太郎の本を初めて読んだ。『深夜特急』はタイトルは知っていたが、西村京太郎のように電車を舞台にした推理小説を書いている人かと思っていた。
本書は不屈の登山家、山野井さん夫妻が主人公のノンフィクションだ。お二人とも世界を代表する登山家であり、NHKでも特番が組まれていた。彼らのヒマラヤ-ギャンチュンカンでの死闘が描かれている。クライミングから下山まで、一気に引き込まれてしまう。暑い夏、涼しい気分を味わいたい方にお薦めの一冊です。すさまじすぎる!!!(2009/07/14)

書 名『ドキュメント 滑落遭難』
著 者羽根田 治
出 版 社山と渓谷社
感 想 山渓の『ドキュメント 遭難』シリーズ滑落編。
本編は、滑落遭難のケースを取り上げ、なぜ事故が起きたのか、事故発生後にどのような行動をとったのかが取り上げられている。
自分も冬山で何でも無いような場所でアイゼンを引っ掛け危うく、滑落しそうになったことがある。
また、道迷いも、単独行、人が少ないルートが好きなので「おやぁ、間違えたかな」と思うことは多々ある。この辺も状況判断如何によっては、道迷い遭難、滑落遭難につながってしまう。これら事故のケースを学び、自分ならどうするかをシミュレートを繰り返すことで、実際に事故発生時の対応につながってくると思う。訓練、反復練習が必要だ。
登山をするすべての人にお薦めの一冊です。(2009/01/17)

書 名『ドキュメント 気象遭難』
著 者羽根田 治
出 版 社山と渓谷社
感 想 山渓の『ドキュメント 遭難』シリーズ気象遭難編。
気象を要因とする遭難事例を取り上げ、どのような中で遭難が発生したのかを検証している本。
この本は、滑落遭難や道迷い遭難などシリーズとなっている。中高年の登山者が多い中、大丈夫かなとかヒヤッとすることもある。
他山の石とせず自分も気をつけて行きたい。
100名山を目指している方々一読の本です。原因がわかれば予防もできます。(2009/01/14)

書 名『ドキュメント 山の突然死』
著 者柏 澄子
出 版 社山と渓谷社(2008年7月15日初版)
感 想 山渓の『ドキュメント 遭難』シリーズ突然死編。
山では年配の登山者が多いので、知っておくと対処の方法が広がる。
突然死は年配のものだけかと考えていたが、若い人でも心筋梗塞や脳梗塞の可能性もあり、日々のトレーニングと体調管理が必要だ。
リーダーをやる場合には、メンバーの既往症なども把握しておく必要があるだろう。 (2010/08/30)

書 名『ドキュメント 雪崩遭難』
著 者阿部 幹雄
出 版 社山と渓谷社
感 想 山渓の『ドキュメント 遭難』シリーズ雪崩版。
本書で取り扱われる事案は、「こんなところで起きないだろう」「ここでは起きたことが無い」といった先入観が原因となっているものが多い。
雪山では雪崩、天候不良による道迷い、低体温症による凍死などいろいろあるが、雪崩だけは巻き込まれたら生存率が低くなる。十分に雪崩のことを勉強し、気をつけながら山に入りたい。
雪山登山だけでなく、バックカントリーやスノーボーダーにもお薦めの一冊です。(2009/02/07)

書 名『ドキュメント 道迷い遭難』
著 者羽根田 治
出 版 社山と渓谷社
感 想 山渓の『ドキュメント 遭難』シリーズ雪崩版。
これまで読んできた遭難シリーズの道迷い編。自分も何度か、道迷いの経験があるがすぐに戻ることができるのか、その時々の体調や考えに左右される。
「迷ったら沢に入るな」「来た道を戻れ」は常識だが、冷静にその判断ができるか、やはり何度も経験をつんでいく必要があるだろう。
地図やコンパスを持たずに山に入るのは論外だが、場所によっては判りにくい登山道もある。やはり、冷静な判断と読図力が必要だ。(2009/01/23)

単独行遭難 書 名『ドキュメント 単独行遭難』
著 者羽根田 治
出 版 社山と渓谷社(2012年8月1日初版第一刷発行)
感 想 山渓の『ドキュメント 遭難』シリーズの単独行編
7つの生還した事例から事故発生から生還までの対応などを紹介していく。
事例も、滑落、骨折、道迷い、熱中症などいろいろな事例を用いており、遭難に対するケーススタディとしてはバランス良いと思う。
最後にも述べられているが、単独行においてはリスクマネジメントに対する認識を高めていくことが必要。
ちょうど、事故遭難してヘリで救助された後に読んだので、いろいろと考えました。 でも、単独山行は止められないですね。(2012/08/23)

書 名『登山の法律学』
著 者溝手 康史
出 版 社東京新聞出版局(2007.7.9初版発行)
感 想 遭難や事故、引率登山やリーダーの役割など様々なケースにおいて、法的な責任や倍賞責任がどうなるのかを解説した書。
最近は、『連れて行ってもらう』という意識が高い中、多くの登山者に本書を読んで、自己判断、自己責任を考えて欲しいと思います。 (2011/02/01)

トムラウシ遭難 書 名『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』
著 者羽根田 治他
出 版 社山と渓谷社(2010年8月5日初版第1刷発行)
感 想 あの2009年の夏に発生した、ツアー登山での8人の大量死遭難事故を専門的な観点から分析した一冊。
気象や運動生理学、ツアー登山のあり方など様々な角度から分析されている。
ツアー登山を利用している人には一読の書。(2011/09/25)

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ナ行

書 名『なんで山登るねん』
著 者高橋 直樹
出 版 社河出文庫(2002年5月20日初版発行)
感 想 元祖のなんで山登るねん。
続から読み出したが、このオリジナルもとても面白い一冊だ。
登山のよき時代が存分に書かれている。(2011/04/23)

書 名『続 なんで山登るねん』
著 者高橋 直樹
出 版 社河出文庫(2002年7月20日初版発行)
感 想 この本、おもろい!!!
このオッサンおもろい!!!
オリジナルと続々を早速購入してしまった。北杜夫の『白きたおやかな峰』ももう一度読み返して見たい。
そういえば、このインパクトある表紙、学生時代に単行本を見かけていたかも。(2011/04/09)

書 名『続々 なんで山登るねん』
著 者高橋 直樹
出 版 社河出文庫(2002年8月20日初版発行)
感 想 面白いので、続々も購入。
この人の生き方は凄いな。趣味への打ち込み方も良い。
正しい大人の見本としたい。(2011/04/29)

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ハ行

書 名『長谷川恒夫-虚空の登攀者』
著 者佐瀬 稔
出 版 社中公文庫(2007.11.25-3刷)
感 想 佐瀬稔の登山者シリーズ。
ハセツネは私が高校で登山を始めた頃も現役で活動されていて、名前は何度も聞いたことがあるクライマーだった。
知っているようで知らなかった長谷川恒夫の半生。
幼少期から、社会人になり岩にのめり込んでゆく姿は鬼気迫る。
本人の性格もあり、グループ登山から単独登攀へ進む。 欧州三大北壁の冬季単独登攀を達成し、絶頂期に入るがヒマラヤでは最後まで頂を踏むことができなかった。
登山が全盛だった時代を生きた一人のクライマーの生き様が強烈です。 ハセツネカップに参加している人、一読の書です。(2009/03/27)

書 名『長谷川恒夫-虚空の登攀者』
著 者佐瀬 稔
出 版 社山と渓谷社(1994年7月25日初版第一刷)
感 想 佐瀬稔の登山者シリーズ。
山渓の初版本をブックオフで発見。コレクションに入れました。(2011/05/28)

書 名『初登攀行』
著 者松本 竜雄
出 版 社中公文庫(改版2刷2009.4.15)
感 想 講談社文庫の一連の山岳シリーズで同時代の人々の活躍とクロスしていくのが面白い。『喪われた岩壁』などと一緒に読んでいくとさらに楽しさは倍増する。
日本の登山史を描いてきた人達だが、それぞれの視点や登山に対する考えが違うのがわかる。 松本さんも数々の岩ルートの初登攀を成し遂げてきた。
装備や登りかたはいまでは、すっかり変わっているかと思うが、初めてボルトが登場したとき、その使用に躊躇する姿は、現在のフリークライミングにつながっているのだと思う。
いまの、登山客ブームとは違う山男達の登山全盛時代の姿勢がものすごく印象的だ。 こんな時代に生きてみたかった。 (2010/04/24)

書 名『果てしなき山行』
著 者尾崎 隆
出 版 社中公文庫(昭和61年5月10日発行)
感 想 登山家尾崎隆の青春登攀記。
日本を代表するクライマーの海外登攀が記されている。
成功のみならず、失敗体験はとても参考になる。(2010/11/6)

書 名『ヒマラヤに挑戦して』
著 者パウル・バウアー(伊藤愿訳
出 版 社中公文庫(1992.3.10)
感 想 1929年に世界第三の高峰カンチェンジュンガを目指した、ドイツ隊の登山記録。
第一次大戦から立ち上がろうとしていたドイツ。彼らの計画から登山の行動まで、記録がとても面白い。
当時の登山がどのようなものだったのか、また現地の人たちとのふれあいや付き合い方などは、歴史的な資料としても価値があるものだと思う。
古き良き時代の大エクスペディションです。(2010/05/30)

書 名『ヒマラヤを駆け抜けた男』
著 者佐瀬 稔
出 版 社中公文庫(2007.5.30再版)
感 想 日本人で一番、8,000m14座全山登頂に近かった男、山田昇の半生を書いた一冊。
名前は知っていても、生い立ちやこれまでのクライミング歴などは良く知らなかった。
すっきりとした性格で誰にも愛された山田昇。
冬のマッキンリーで返らぬ人になってしまった。
植村直己も同じ山で消息を絶っているが、二人は邂逅できたのだろうか。
クライマーにお薦めの一冊です。(2009/03/17)

書 名『百年前の山を旅する』
著 者服部 文祥
出 版 社東京新聞出版部(2010.10.23初版第一刷発行)
感 想 服部文祥の最新刊
今回は、100年前の登山スタイルでワラジ、脚絆、着茣蓙を背負ってゆく。
昔の人たちが歩んだ道はとても興味深い。自分もいくつかの道を歩いてみたいと思う。
最後の「火を持ち歩くということ」に出てくる灯油ストーブは高校山岳部のときにずっと使っていた。
いまでは見かけることもなくなってしまったが、1台を欲しくなった。
確かに装備は今と比べると重かったが楽しさも沢山あったと思う。(2010/11/23)

書 名『風雪のビヴァーク』
著 者松濤 明
出 版 社ヤマケイ文庫(2010.11.15初版第一刷発行)
感 想 松濤明の名著が文庫で復活。
学生時代にどれだけ、この本を捜し歩いたことだろう。
戦前、戦後時代の登山記録だが今の次代に見ても凄い記録を数々うちたてた天才クライマーだと思う。
いつかは彼の歩いた道を追ってみたい。(2010/11/22)

書 名『風雪のビヴァーク』
著 者松濤 明
出 版 社二見書房(特選山岳名著シリーズ)(1998年1月25日 24版)
感 想 二見書房版の単行本が帯びつきで100円で売っていた。
旅行などではBOOK-OFFを見かけると極力、入るようにしている。時々、こういう発見がある。(201/01/12)

書 名『富士山を汚すのは誰か』
著 者野口 健
出 版 社角川ONEテーマ
感 想 新田次郎の富士山関連の『芙蓉の人』、『富士に死す』を読んだからではないが、野口の富士山の本を読んでみた。
はっきり言って、環境問題は何が本当のことなのかわからない。物理で学んだように、アルキメデスの法則を知っていれば北極、南極の氷が解けても海面は上昇しないことはわかる。そのことをはっきり言っている学者もいる。温暖かも、冬の暖房費の節約ができれば燃料が高騰しているおり、家計が助かる人も多いのではないか。
長い地球の歴史の中で、一部分だけを取り出して論じても意味が無いところもある。捨てたごみは、拾いましょう。自然を大切にしましょう。と環境教育として教えているが、「道徳」の問題では無いのかとも思ってしまう。ちょっと環境に興味を覚えており、まったく違う意見の本も読んでいるので自分なりに環境問題、温暖化を考えてみたい。(2009/03/10)

書 名『冒険と日本人』
著 者本多 勝一
出 版 社朝日文庫
感 想 学生時代に読みふけったが、再び読んでみた。
時代は大きく変わり、冒険を取り巻く状況も変わった。野口健も「冒険家」として活躍している。野口の最年少記録を破った日本人もいるし、装備や技術の進化で案外冒険は身近になったのかも知れない。
また、堀江健一氏も再び世界無寄航航海を実施した。いつまでも現役で頑張って欲しい。そして、後進を育てていって欲しいと思う。(2002年頃)

書 名『冒険物語百年』
著 者武田 文男
出 版 社朝日文庫
感 想 武田文男が100年間の山、局地の冒険家を取り上げ、短く解説していく。
冒険家が書いた文書は心が沸き立つが、評論家が書いた本は、まったく面白くない。これも、そんな本です。巻末の主な参考図書を参考に、それらの本を読むほうが面白いでしょう。(2009/02/13)

書 名『北壁からのメッセージ』
著 者長谷川 恒男
出 版 社中公文庫(1998年7月18日発行)
感 想 長谷川恒男の小学時代から定時制高校までの生活とその後の、子供達の教育に至る経緯を書いた一冊。
いまでは野口健も同じような本を出しているが、長谷川が最初だろう。
ジュニア・アルピニスト・スクールを通しての子供達の教育は、現在の環境教育、体験教育につながるものだ。
生きていれば私の父と同じ歳。もっと活躍する姿が見たかった。(2011/02/24)

書 名『北壁に舞う』
著 者長谷川 恒男
出 版 社集英社文庫(昭和60年7月25日第一刷)
感 想 長谷川恒男のグランドジョラス北壁の厳冬期登攀記録。
このグランドジョラス北壁の完登をもって、日本人として初めてヨーロッパ三大北壁の冬期単独登攀者となった。
いろいろな思い出、回想などと共に登攀記録が綴られてゆく。(2011/03/05)

書 名『星と嵐-6つの北壁登行』
著 者ガストン・レビュファ(訳:近藤等)
出 版 社集英社文庫
感 想 垂直の岩壁に清秋を賭けた名クライマー、ガストン・レビュファのグランド・ジョラス、マッターホルン、アイガーなどアルプスの6台北壁登行の記録。
それぞれが非常に難しい岩登りにもかかわらず、とても楽しそうに書かれている。
港町のマルセイユに生まれながら、アルパイン・ガイドとして功績を残した氏の生い立ちも興味深い。
古き良き時代の優雅な登攀が楽しめる。(2010/5/13)

書 名『穂高を愛して二十年』
著 者小川 義治
出 版 社中公文庫(昭和57年5月10日
感 想 北穂小屋主人の小山義治が綴る、山のエッセイ。
自力で木を切り出すところからスタートする山小屋作り。
その後、弟との離別、岩壁登攀での活躍、遭難への対応、山での音楽会の開催など、いろいろなことが綴られている。
山を愛する男の行き方が鮮やかに描かれている。
読んでいて気持ちよく清々しくなる一冊。(2010/6/27)

書 名『本多勝一はこんなものを食べてきた』
著 者本多 勝一
出 版 社七つ森書館
感 想 本多少年が伊那谷で過ごした少年時代。伊那谷の文化と少年の成長が自然の食べ物を通じて描かれる漫画。
伊那の文化が良く分かる面白い本だった。
災害時や緊急時のサバイバル、登山での非常時にも使える本だった。食べれる植物や昆虫を覚えておきたい。(2005年)

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マ行

書 名『マッキンリーに死す - 植村直己の栄光と修羅』
著 者長尾 三郎
出 版 社講談社文庫(1989/5/15第1刷)
感 想 長尾三郎の『死す』三部作の一つ。
植村直己の生涯を追ったドキュメンタリー。
初めてこの本を読んだのは大学1年のときだった。
日本人で初めてのエベレストサミッターであり、世界で最初の五大陸最高峰制覇者。
すべての冒険を成功させてきた植村だが、冬のエベレストや南極大陸横断から失敗が続く。
そして、厳冬期のマッキンリー単独登山に挑戦する。
43歳の誕生日に登頂に成功するも、そこから消息を絶ってしまった。
世界の人々に愛されて来た植村の半生、素顔が良くわかる一冊。
86年講談社ノンフィクション賞受賞作です。 (2010/09/05)

書 名『マッターホルンの空中トイレ』
著 者今井 通子
出 版 社中公文庫(2000年6月25日発行)
感 想 初めて今井道子の本を読んだ。
本書は、山を通して見てきた各国のトイレ事情を纏めた一冊。
TOTOが、こういうシリーズを出していたとは、流石、トイレメーカー!!
それが中公文庫にまとめられたもの。
軽快な文章で一気に読めます。
知ると面白い山のトイレ事情 (2014/09/07)

書 名『マッターホルン北壁』
著 者小西 政継
出 版 社中公文庫(改版2刷2009.06.10)
感 想 山岳同志会によるアルプス三大北壁の一つ、マッターホルンの登攀記録。
登攀記録も面白いが、この小西さんの本はアルプスの登山史や、食料や装備品などへの考察なども記載されており参考になる一冊だ。
装備などは当時と今を比較することも面白い。(2010/07/11)

書 名『ミニヤコンカ奇跡の生還』
著 者松田 宏也
出 版 社山と渓谷社(第1刷1983.1.20)
感 想 市川山岳会のミニヤコンカ遠征隊での奇跡の生還を描いた手記。
通信手段を失い仲間達からは「凍死した」と判断され、見捨てられてしまう。
菅原と松田は自力下山を試みる。
だんだんと体力も消耗するなか、松田は無事に生還を果たした。
過酷な状況は『死のクレバス-アンデス氷壁の遭難』を彷彿させる。
この遭難は登山隊の体制に、問題があったように感じます(2010/06/27)

書 名『無酸素登頂8000m14座への挑戦-スーパークライマー小西浩文の愛と墓標』
著 者長尾 三郎
出 版 社講談社(2003年5月28日第一刷発行)
感 想 長尾三郎が書く、久しぶりの登山家のドキュメント。
若きエース小西浩文を取り上げている。
8,000m峰に無酸素での挑戦と、ネパール、パキスタンなど現地の人たちとの心のつながりが書かれてゆく。
ご夫婦と食事を共にしたことがある。これからの活躍を見守りたい。(201/4/9)

書 名『梅里雪山(メイリーシュエシャン)十七人の友を探して』
著 者小林 尚礼
出 版 社ヤマケイ文庫(2010.11.15初版第一刷発行)
感 想 ヤマケイ文庫の一冊。
17名の隊員が遭難した梅里雪山(カワカブ)に滞在し、チベット文化やチベットの人たちとの交流がとてもほのぼのしている。
良き山郷が文明化していく様子も興味深い。
筆者が滞在していた時代に是非、訪問してみたかった。
遭難とその後の捜索活動の観点からも非常に勉強になります。
どんなことがあっても遭難は絶対に起こしてはいけないと強く感じた。(2010/11/25)

書 名『みんな山が大好きだった』
著 者山際 淳司
出 版 社中公文庫(6版1997.4.20)
感 想 加藤保男、森田勝、長谷川恒男、松濤明など日本の登山史に残るクライマー達、フランス生まれのアルピニスト、ロジェ・デュプラ、オーストリアのヘルマン・ブールの登山を通した生き方を解説してゆく。
処女峰が残っていた時代。より困難なルートの開拓期。 そんな時代を生き抜いた登山家達の人生観が見えてくる。
山を愛し、散っていった男達を通して、現代の登山への警鐘も鳴らしている。
百名山を目指している人にお薦めの一冊です。(2010年4月29日)

 

ヤ行

書 名『新編 山靴の音』
著 者芳野 満彦
出 版 社中公文庫(改版第2刷2009.10.25)
感 想 新田次郎の『栄光の岩壁』のモデルとなった芳野氏の本。
八ヶ岳の遭難から、その後の岩壁への挑戦が綴られている。
第2次RCCにかかわった人々も登場します。やはり、60年代は凄い時代だと思う。
氏の頑張りには敬服するのみです。(2010年4月)

書 名『山小屋主人の炉端話』
著 者工藤 隆雄
出 版 社東京新聞出版局(2006年2月26日第7刷発行)
感 想 山小屋で多くの登山者や自然を見つめてきた「おやじ」や「お母さん」たちの逸話を取りまとめたもの。
山小屋での不思議な体験や、遭難救助、自然との対話など良いお話がふんだんに入っている。
著者の工藤さん、いつもながら目の付け所が憎いです。(2010/11/6)

書 名『山小屋はいらないのか』
著 者三俣山荘撤去命令を撤回させる会
出 版 社リベルタ出版(1995年10月16日第2刷発行)
感 想 林野庁のめちゃくちゃな行政をきっかけに始まった行政訴訟。 山小屋の地代の大幅な値上げとその裏に隠れた林野行政を語る一冊。
合法的かつ上げ組織の厚生労働省よりもひどい組織があったことに驚いた。 どちらも似たようなものか。
いまの花粉症の大流行も林野庁の愚策のせいだろう、みんなで倍賞訴訟をしたら面白いと思う。 いま、水源林を外資に買われているのも林野庁の愚策のせいではないのか。
タイトルは『山小屋はいらないのか』だが、『林野庁はいらないのか』で良いと思う。答えは一つしかない。(2011/03/12)

書 名『山書の森へ 山の本-発見と探検』
著 者横山 厚夫
出 版 社山と渓谷社(1997.2.1)
感 想 山岳書籍を紹介しながら綴られるエッセイ。
今では古典とされているような書籍が沢山紹介されています。
また、山岳映画などにも触れられていて、是非、読んでみたいと思う本が沢山でてきます。 身近な山について描かれた書籍も沢山あり、一読して山に登ると登山の楽しみも広がるのではと思います。
山岳映画も出てきますが、DVDになっているのか検索してみたいと思います。
日本100名山に挑戦している人、是非、一読をお薦めします。
自分なりの100名山を見付けるのも楽しいかと思います。(2010年2月)

書 名『山の軍曹カールを駆ける』
著 者木下 寿男
出 版 社山と渓谷社(2002.4.1初版1刷)
感 想 木曽山脈の千畳敷で半生を過ごしてきた木下さんの記録。
小屋を建てるに至った経緯、ロープウェイができるまでの苦労、そして何より、観光地となってしまった千畳敷での遭難対策や、無謀登山者の実態などが率直に述べられている。
山をやる人は、是非、自分がそんな登山者になっていないか確認してみる必要があるのでは。 (2011年01月23日)

書 名『山の社会学』
著 者菊池 俊朗
出 版 社文春新書(第2刷H13.7.5)
感 想 40年以上の登山経験を元に綴られた山岳エッセー。
山小屋のお話から、環境保護、眺めの良い絶景ポイントの紹介などいろいろなことが綴られている。 100名山以外にも、こんな楽しみがあるのだと教えてくれる一冊です。
登山は、いつまでもいろいろな楽しみ方ができる余暇だ。それぞれの視点で楽しみ方を広げて行きたい。
また、登山を通して環境問題や行政などいろいろなことを考えることにつながっていく。
そんなきっかけになる一冊です。(2010年4月24日)

書 名『山の人生-マタギの村から』
著 者根深 誠
出 版 社中公文庫(2012年7月25日 初版発行)
感 想 山小最後のマタギ伝承集落の青森県の畑(はた)集落。
集落の歴史から伝統的な猟まで活き活きと描かれている。
残念ながら、文庫化された今は、集落の伝統は失われてしまった。
今の日本は畑のような集落があちこちに見られる。
日本の地方部を何とかしなければ。 (2014年09月07日)

書 名『山の遭難-あたなの山登りは大丈夫か』
著 者羽根田 治
出 版 社平凡社新書(2010.1.15)
感 想 羽根田さんの新書が出たので、読んでみた。
これまで、山岳遭難を追ってこられた著者ならではの視点で時にはキツク遭難について切り込む。
山の遭難史や統計情報などは、安全な登山を行うリスクマネジメントの観点からも非常に参考になる。 また、救助する側の視点や安易な遭難救助が増える現実については、山を登る人は是非、一読し一考すべき事項だ。
山を歩いていると、「この人大丈夫?」と思う人を見かけるが、登山を志す人は一読の書です。(2010.3.27)

書 名『山の遭難生きた、還った』
著 者永田 秀樹
出 版 社東京新聞出版局
感 想 いつ頃買った本か覚えていない。
内容もほとんど記憶に無いので再度、読んでみたいと思います。(2000年頃?)

書 名『山登りの作法』
著 者岩崎 元郎
出 版 社ソフトバング新書(初版2010.3.25)
感 想 無名山塾の塾長で、NHKでも登山学の講師を務めた岩崎さんの一冊。
道具の選び方から、山での歩き方、楽しみ方まで幅広く、お作法を教えてもらえます。
これから登山を始めたい人、なんとなく始めたけど不安な人にお薦めの一冊です。(2010/4/11)

書 名『山は真剣勝負』
著 者山田 哲哉
出 版 社東京新聞出版局(初版2006.1.27)
感 想 アルパインガイドの山田氏の登山哲学
安全面や精神面の向上の仕方、環境破壊など幅広く著者の考えが述べられている。
スポーツとしてのフリークライミングやアイスクライミングに対する考えも述べられているが、登山とは別物と考えればよいのでは。
個人的に森歩きが好きなので、「山頂を目指す」のみが登山ではないのではと思う。
これから山を始める人、100名山ピークハンターなどにお薦めの一冊です。(2010/6/12)

書 名『山は晴天』
著 者小西 政継
出 版 社中公文庫(1998.4.18発行)
感 想 マッターホルン北壁、カンチェンジュンガ北壁から青春時代の谷川岳、穂高岳などの登攀、山岳同志会での活動が綴られたエッセイ。
小西さんの山への考え方や直向な努力が滲む一冊。
奥さんとの出合と結婚までを書いた「うちのオクちゃん」も興味深い。
いきなり、滝谷へ連れて行ってしまうのは小西さんらしい。
日本、世界の登山史に名を残した氏の半生記録です。(2010/12/4)

書 名『山を考える』
著 者本多 勝一
出 版 社朝日文庫(昭和61年2月20日第1刷発行)
感 想 学生時代に読んだ古典。学生時代には既に「パイオニア=ワーク」は終わっていたと思う。岩場はフリー化が進んでいた。この本と『リーダーは何をしていたか』を読んで、いろいろと考えたような記憶がある。
山の遭難状況は当時よりも確実に、ひどくお粗末なものが増えているのではないか。(20 011/5/28)

書 名『四度目のエベレスト』
著 者村口 徳行
出 版 社小学館文庫(初版2005.7.1)
感 想 山岳カメラマンとして4度も世界最高峰に登頂した村口さんの記録。
山岳カメラマンの職務内容が良くわかります。
三浦雄一郎や野口健、渡邊玉枝との登山を行いながら、職業カメラマンとしていかに活動を行うのか。
テレビの画面には主役しか映らず、カメラマンはスポットライトの当たることの無い職業ですが、画面の裏側でどのような過酷な職務を行っているのかが伝わってくる。
是非、登頂記録を更新して欲しいです。(2010/6/5)

 

ラ行

書 名『リーダーは何をしていたか』
著 者本多 勝一
出 版 社朝日文庫
感 想 事例はちょっと古いが、5つの山岳遭難について、リーダーの責任を取材、分析している。
著者も登山を行っており、一般の記者が気づかない視点で遭難事故の分析を行い、責任を明確にしている。
俺も同僚などを山に誘うことがあるが、「リーダー」の責任を考えるとしっかりと訓練をつんだものだけを連れて行くなどの配慮が必要だと感じた。特に最近は、幹事はいてもリーダーが不在な山行が多い。この本を、職場山岳部仲間にも広めたい。(学生時代、2003年)

書 名『レスキュー最前線-長野県警察山岳遭難救助隊』
著 者長野県警察山岳遭難救助隊編
出 版 社山と渓谷社(2011年11月25日初版第一刷発行)
感 想 長野県警山岳救助隊員の体験記録。
隊員を目指した動機から、初出動、記憶に残る活動などが綴られている。
山岳救助隊に憧れている人は一読の一冊です。
また、登山をする人も遭難の影で活躍する隊員の事を知っていただき、安易な救援要請をしない安全登山を心掛けて欲しいです。(2011年11月23日)

 

ワ行

書 名『わが岩壁』
著 者古川 純一
出 版 社中公文庫(昭和55年7月10日発行)
感 想 昭和の初登攀全盛期における、日本の岩壁の登攀記録。
古きよき登山ブームの中、ルート開拓に取り組む記録が素晴しい。(2010/11/6)

書 名『われ生還す-登山家たちのサバイバル』
著 者クリント・ウィリス
出 版 社扶桑社セレクト(2003年11月30日第1刷)
感 想 山岳小説の中から、良い場面を集めたオムニバス。
読み応えがあり、是非とも原作を読んでみたくなる本です。
山岳小説を知るにも良いものだと思います。
収録作
 「わが恐怖の山」デイヴィッド・ロバーツ
 「エヴェレスト西稜」トム・ホーンバイン
 「K2/ 非常な山」ロバート・ベイツ&チャールズ・ハウストン
 「処女峰アンナプルナ」モーリス・エルゾーグ
 「ナンダ・デヴィ」エリック・シプトン
 「ナンダ・デヴィ登頂」H・W・ティルマン
 「エンデュアランス号」アルフレッド・ランシング(2010/07/25)

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作者別 (山岳小説とノンフィクションの作者別索引)

ア行   カ行   サ行   タ行   ナ行   ハ行   マ行   ヤ行   ラ行   ワ行 

ア行

青山 千彰『山岳遭難の構図』
浅葉 なつ『山がわたしを呼んでいる!』
安曇 潤平『赤いヤッケの男』
阿部 幹雄『ドキュメント 雪崩遭難』
悳 秀彦『登山者のためのファーストエイド・ブック』
泉 康子『いまだ下山せず!』
井上 靖『氷壁』
今井 通子『マッターホルンの空中トイレ』
岩坪 五郎『K12峰遠征記』
岩崎 元郎『山登りの作法』
植村 直己『植村直己、挑戦を語る』 『青春を山に賭けて』
ヴェルヌ『十五少年漂流記』
クリント・ウィリス『われ生還す』 『山頂に立つ』
大倉 崇裕『聖域』 『生還 山岳捜査官・釜谷亮二』 『白虹』
大蔵 喜福『彼ら挑戦者-新進クライマー列伝』
小川 義治『穂高を愛して二十年』
太田 蘭三『赤い雪崩』 『顔のない刑事』 『顔のない刑事・単独行-尾瀬の墓標』 『顔のない刑事・追跡行-赤い渓谷』 『顔のない刑事・決死行-一匹竜の刑事』 『顔のない刑事・脱出行-蝶の谷殺人事件』 『顔のない刑事・潜入行-断罪山脈』 『顔のない刑事・密捜行-逃げた名画』 『餓鬼岳の殺意』 『脱獄山脈』 『夜叉神峠死の起点』 『誘拐山脈』
尾崎 隆『果てしなき山行』
折原 一『遭難者』 『遭難者』

カ行

柏 澄子『ドキュメント 山の突然死』
加藤 文太郎『単独行』
加藤 保男『雪煙をめざして』
上温湯 隆『サハラに死す』
かわぐちかいじ『告白-コンフェッション』
川嶋 康男『いのちの代償』
菊池 敏之『最新アルパインクライミング』 『最新クライミング技術』
菊池 俊朗『山の社会学』
北 杜夫『白きたおやかな峰』
北林 一光『ファントム・ピークス』
木下 寿男『山の軍曹カールを駆ける』
工藤 隆雄『山小屋主人の炉端話』 『山小屋の主人の知恵袋-生き字引に学ぶ登山術-』 『(YAMA BOOK)ひとり歩きの登山技術』 『(YAMA BOOKO)マタギに学ぶ登山技術‐山のプロが教える古くて新しい知恵』
熊谷 達也『邂逅の森』 『銀狼王』 『相剋の森』 『氷結の森』 『迎え火の山』
栗城 史多『一歩を越える勇気』
J・クラカワー『空へ-エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか』
小林 尚礼『梅里雪山(メイリーシュエシャン)十七人の友を探して』
小西 政継『凍てる岩肌に魅せられて』 『グランドジョラス北壁』 『マッターホルン北壁』 『山は晴天』
小西 浩文『生き残る技術』
小森 康行『垂直の上と下』
近藤 等『アルプスの空の下で』

 

サ行

笹本 稜平『還るべき場所』 『天空への回廊』 『駐在刑事』 『春を背負って』 『未踏峰』 『未踏峰』
佐瀬 稔『喪われた岩壁』 『狼は帰らず』 『長谷川恒夫-虚空の登攀者』 『ヒマラヤを駆け抜けた男』
沢木 耕太郎『凍』
篠崎 博『雪崩路』
志水 辰夫『飢えて狼』
志水 哲也『大いなる山 大いなる谷』
志茂田 景樹『黄色い牙』
真保 裕一『灰色の北壁』
J.シンプソン『死のクレバス-アンデス氷壁の遭難』
ジェフリー・アーチャー『遥かなる未踏峰(上下)』

タ行

高田 直樹『なんで山登るねん』 『続 なんで山登るねん』 『続々 なんで山登るねん』
高野 亮『クライマー』 『小説 青春登山大学』
高村 薫『マークすの山』
高橋和之『ダンプ、山を行く』
武田邦彦『偽善エコロジー-「環境生活」が地球を破壊する』
武田 文男『冒険物語百年』
田中 淳夫『森林からのニッポン再生』
谷 甲州『彼方の山へ』 『神々の座を越えて』 『ジャンキー・ジャンクション』 『白き嶺の男』 『天を越える旅人』 『凍樹の森』 『遠き雪嶺-Nanda Kot』 『遥かなり神々の座』
谷 恒生『エベレストの虹』
田部井 淳子『エベレスト・ママさん-山登り半生記-』
堂場 舜一『天空の祝宴』
デズモンド・バグリイ『高い砦』

ナ行

長尾三郎『エベレストに死す』 『サハラに死す』 『精鋭たちの挽歌-運命のエベレスト1983年10月8日-』 『マッキンリーに死す』 『無酸素登頂8000m14座への挑戦』
永田 秀樹『山の遭難生きた、還った』
成瀬 陽一『俺は沢ヤだ!』
西木 正明『ナンダ・デヴィ』
西村 豊一『冬期クライミング』
新田次郎『アイガー北壁 気象遭難』 『アラスカ物語』 『怒る富士』 『栄光の岩壁』 『岩壁の掟・偽りの快晴』 『銀嶺の人 上・下』 『強力伝・孤島』 『孤高の人』 『蒼氷・神々の岩壁』 『縦走路』 『昭和新山』 『聖職の碑』 『先導者・赤い雪崩』 『チンネの裁き・消えたシュプール』 『剱岳-点の記』 『八甲田山死の彷徨』 『氷原 非情のブリザード』 『風雪の北鎌尾根・雷鳴』 『富士に死す』 『芙蓉の人』 『冬山の掟』 『富士山頂』 『三つの嶺』  『山が見ていた』 『槍ヶ岳開山』 『雪のチングルマ』 『雪の炎』 『鷲ヶ峰物語』
西前 四郎『冬のデナリ』
根深 誠『山の人生-マタギの村から』
野口健『落ちこぼれてエベレスト』 『確かに生きる』 『富士山を汚すのは誰か』

ハ行

パウル・バウアー『ヒマラヤに挑戦して』
長谷川 恒男『行きぬくことは冒険だよ』 『岩壁よ おはよう』 『北壁からのメッセージ』 『北壁に舞う』
服部 文祥『サバイバル登山家』 『サバイバル-人はズルなしで生きられるのか』 『狩猟サバイバル』 『百年前の山を旅する』
羽根田 治『生還-山岳遭難からの救出-』 『空飛ぶ山岳救助隊』 『ドキュメント 滑落遭難』 『ドキュメント 気象遭難』 『ドキュメント 道迷い遭難』 『ドキュメント 単独行遭難』 『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』 『山の遭難』
樋口 明雄『狼は瞑らない』 『男たちの十字架』 『クライム』 『光の山脈』 『約束の地』
平山 隆一『和の道具の使い方』
リン・ヒル『クライミング・フリー』
藤木 九三『岩・雪・アルプス』
藤木 高嶺『ああ南壁-第二次RCCエベレスト登攀記』
古川 純一『わが岩壁』
本多 勝一『五〇歳から再開した山歩き』 『冒険と日本人』 『本多勝一はこんなものを食べてきた』 『リーダーは何をしていたか』 『山を考える』
本田 靖春『K2に憑かれた男たち』

マ行

C・マッケンジー『絶壁の死角』
松濤 明『風雪のビヴァーク』
松本 清張『遭難』 『文字のない初登攀(『憎悪の依頼』に収録』
松本 竜雄『初登攀行』
松田 宏也『ミニヤコンカ奇跡の生還』
丸山 健人『高層の天気』
溝手 康史『登山の法律学』
村井 葵『幻想のヒマラヤ』
村口 徳行『エベレスト登頂請負い業』 『四度目のエベレスト』
森村 誠一『失われた岩壁』 『エンドレスピーク』 『堕ちた山脈』 『死導標』 『白き高峰の殺意』 『白の十字架』 『雪煙』 『青春の十字架』 『日本アルプス殺人事件』 『腐食の構造』 『分水嶺』 『密閉山脈』 『未踏峰 上・下』 『棟居刑事 悪の山』『棟居刑事の青春の雲海』 『棟居刑事の純白の証明』 『誉生証明』

ヤ行

矢口 高雄『マタギ』『マタギ列伝』
矢崎 茂男『甲斐駒ヶ岳の東西南北』
山際 淳司『みんな山が大好きだった』
山本 一力『かんじき飛脚』
山野井泰史『垂直の記憶』
山田 哲哉『山は真剣勝負』
夢枕 獏『神々の山嶺』 『呼ぶ山』
吉村 昭『熊撃ち』
横山 秀夫『クライマーズ・ハイ』
横山 厚夫『山書の森へ』
吉尾 弘『垂直に挑む』
芳野 満彦『山靴の音』
米川 正利『北八ヶ岳 黒百合ヒュッテ』

ラ行

ボブ・ラングレー『北壁の死闘』
ガストン・レビュファ『星と嵐』

ワ行

  

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