Mountain Diarry
屋久島宮之浦岳縦走
つれづれなアウトドア日記<屋久島編>
カメラ・山岳部通称カメサンのツアーでした
2004年6月4日
名古屋⇒鹿児島
やっと参加が出来た憧れの屋久島ツアー。
今日は鹿児島までの移動。フライトが遅れて、鹿児島市内に入ったのは夜9時を過ぎていた。ホテルのフロントで美味しいラーメン屋を教えてもらい、「天文館公園」向かいにある「小金太」で鹿児島ラーメンを食す。とっても美味しかった。長渕剛が良く行くという「海乃屋」に行きたかったが夜9時で閉店だった。次回、鹿児島に来る機会があれば絶対に行ってみよう。
ホテルへ帰ると、外の風が強くて明日のフェリーが出るのか心配になった。
Topへ戻る

2004年6月5日
鹿児島⇒指宿温泉⇒鹿児島
うす曇の天気。風が強い
06:30 朝のニュースで高速船トッピーの運休を知る。定期船なら運航しているだろうと、ホテルをチェックアウトして、いざ鹿児島港へ出発。
なんと、波が高いため定期船も運休だった。
すかさず、鹿児島空港へ向かい、キャンセル待ちに並ぶ。朝一の便は欠航だったが10時のフライトは飛ぶようだった。
そして、飛んだけれど飛行機は鹿児島に戻ってきてしまった。
ここで、屋久島からとんぼ返りをしてきた東京組みと合流。一同11名が勢揃いとなった。
空港でうだうだしていてもしょうがないので、すかさずレンタカーを2台借りて鹿児島市内へ。皆腹ペコだったので、「小紫」で鹿児島ラーメンの昼食。「小金太」とはまた違い、麺がそうめんの様な感じだった。スープもあっさり。個人的には「小金太」に軍配を上げる。
腹を満たして、一路、指宿の砂風呂を目指す。浴衣を着て砂に埋もれる温泉はとっても気持ちよかった。ぐっすり眠ってしまい25分も砂に埋もれていた。
夜は鹿児島市内へ戻り、「華蓮」で黒豚と黒牛のしゃぶしゃぶを堪能。牛は脂肪のにおいがあまり好きではない。黒豚はとっても美味しかった。感動の嵐。
この日は、会社の同僚の知り合いのアパートに泊めてもらい10名雑魚寝で過ごす。
災い転じて砂風呂となす。鹿児島を堪能した一日だった。
Topへ戻る

2004年6月6日
鹿児島⇒屋久島⇒島内ツアー⇒海がめの産卵
うす曇の天気。
06:00 お世話になった吉田さんのアパートを出て、屋久島へいけることを祈りつつ空港へ向けて出発。
既に8名は朝一のフライトを確保しており、残り3名が朝一でキャンセル待ちに並ぶ。どうやらフライトは予定通り飛ぶようだ。
キャンセル待ちの3名も無事座席が確保できて、全員で屋久島へ向けて移動した。
島に到着後、すぐにレンタカーを借りて島内一周の旅に出かける。
11:00 「屋久杉ランド」80分コースに入り、屋久島の大自然、コケに覆われた杉林等を堪能した。途中、スコールのような雨に見舞われてしまった。
昼食を「ひらの」で食べる。島で取れる食材をふんだんに使った懐石風の料理で、小皿の数もとっても多く、目で見ても食べてみても大満足だった。
昼食の後、千尋の滝、大川の滝、ガジュマル園などを周りながら、宿の「八重岳山荘」へ入る。宿はガイドブックの写真を見てかなり期待していたが、普通のロッジ風だった。
夜は「いなか浜」へ向かい、アカウミガメの産卵を見る。なかなか海亀が産卵の準備をしてくれず、だいぶ待たされたが実際に目の前で卵を産み落とす姿は感動的だった。産卵より、その後、穴を埋め戻す亀の姿にぐっと来てしまった。
夜空には満点の星が瞬いていた。流れ星を2つまで数えたが3つ目は見つからなかった。道路には蛍も飛んでいた。
宿に戻ったのは12時近く。疲れがたまっていたのか即効寝てしまった。
Topへ戻る

2004年6月7日
白谷雲水峡⇒ウィルソン株⇒新高塚小屋
朝から絶好の良い天気。
04:45 起床。いよいよ宮之浦岳縦走のスタート。置いていく荷物をまとめて、05:00宿を出発
05:30 途中でお弁当をピックアップして白谷雲水峡登山口へ到着。レンタカーを置いて、朝ごはんを食べて、準備運動をしっかりやった。久しぶりの縦走でちょっと体力が心配だった。
06:15 登山開始。途中何本も沢を渡渉したが、前日までの雨のせいで増水していた。登山が始めての女性陣も無事に怪我も無く渡渉することが出来た。
快適なトロッコ道を経て、13:00 ウィルソン株に到着。樹齢3000年以上のとっても大きな木の切り株だった。中から水が湧き出している。長寿や恋愛成就等いろいろな効用があるらしいので、とりあえず飲んでおいた。
ここから山小屋を確保すべく、健脚組と一般組に分かれて行動となる。僕が一番最後を歩くことにしたが、実際は体力的にも健脚組についていくのは大変だった。結局、東京組が先に行き、名古屋組3名が後から追う形となった。
縄文杉、高塚小屋を経て、16:30 無事に新高塚小屋に到着。10時間近くの長い行程だった。
夜は、カレーライスを食べる。小屋の周辺や登山道はとても奇麗に整備されていた。天候にも恵まれ、暑すぎもせず絶好の登山日和の一日だった。
Topへ戻る

2004年6月8日
新高塚小屋⇒宮之浦岳⇒淀川登山口⇒屋久島空港⇒鹿児島⇒名古屋
うす曇の天気。風が強い
04:00 起床。久しぶりの小屋泊まりのせいか、良く眠れなかった。
昨晩は星が瞬いていたのに、生憎の曇り空。朝食を取り、06:00新高塚小屋を出発。一路、宮之浦岳へ向かう。
歩き出してすぐに雨が降り出し、雨具を装着。今日も、東京組が先行する形となり、僕は一番後ろをテクテク歩いていく。久しぶりの大きな荷物のせいか、腰にも来ていて、整備された登山道の階段がとてもつらかった。
08:40 宮之浦岳山頂。風がとても強いため皆で記念写真を撮影し、すぐに下山する。ここから、早いフライトで帰京する1名ともう1名が先に下山した。その他は、つかず離れずで「淀川登山口」向けて下山を開始。
途中の湿地帯などでゆっくり休みつつ14:05無事に下山。終わりまで雨が降り続いていた。1ヶ月に40日雨が降るといわれる屋久島ではこれが普通の天気なのかな。
下山後、先に下山した1名と合流し、尾之間温泉に入り、一路空港へ。帰りの便は特に問題もなく運行していた。鹿児島空港を経由して20:50名古屋空港着。すぐに空港バスに乗り、アパートへ帰着。
無事に帰ってこれた。全体的に慌ただしい日程となってしまったが、飛行機の欠航ばかりはどうにも出来ないのでしょうがないか。憧れの島だったのにもう一度行ってみたい島はやっぱり、西表島かな。でも悠久の自然を体験し、美味しいものを沢山食べれたツアーだった。今回は登山日程もちょっときつかったけれど、登山初体験の人たちがこれからも山へ行ってくれるとうれしいな。
Topへ戻る